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【大阪杯・敗戦の本質】なぜメイショウタバルは敗れたのか?勝ちパターンかと思われたが…

text by 中西友馬
2026年大阪杯を制した時のクロワデュノール
2026年大阪杯を制した時のクロワデュノール

4月5日(日)に行われた大阪杯は、1番人気のクロワデュノールが優勝を果たした。一方で、2着に敗れたメイショウタバルをはじめ、有力馬の走りをどのように評価すべきなのか。そこで今回は、レース後に注目すべき3頭を取り上げ、「パフォーマンス」「舞台適性」「今後の伸びしろ」の三つの観点から、それぞれを点数化しながら検証していく。[1/2ページ]
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注目馬3頭の採点

クロワデュノール

着順:1着(1番人気)
パフォーマンス:10
舞台適性:7
今後の伸びしろ:10

 個人的な想定通り、ダノンデサイルより後ろのポジションとなったが、残り800mあたりからジワジワとポジションを上げて、ダノンデサイルとの位置関係を逆転。4角では2番手集団の外まで浮上し、逃げるメイショウタバルの3馬身後ろへとつける。

 直線ではなかなか差が詰まらずに2番手争いまでかと思われたが、残り200mを切って差が詰まり始め、最後はキッチリと交わしての勝利。

 追い切りの動きと過去最高となる522キロの馬体重を見ても分かるように、明らかにここ目イチの仕上げではなかった。大外枠よりそちらのほうを不安視していたが、当日朝に栗東坂路を駆け上がるなど、陣営が最後まで努力をし続けたことによる勝利。

 追い切り抜群だった2頭をねじ伏せての勝利によって、ここでは力が一枚上だったことを証明してみせた。今回からさらに状態を上げてくると考えれば、次戦も高いパフォーマンスが期待できる。

メイショウタバル

着順:2着(3番人気)
パフォーマンス:8
舞台適性:10
今後の伸びしろ:7

 セイウンハーデスは好スタート、この馬は出負け気味のスタートだったが、楽な感じで主導権を握る。陣営のコメント通りにセイウンハーデスは控える競馬となったが、両馬とも気性の難しさを出さずに思惑通り折り合い、前半1000mの通過は58秒1。

 もちろん速めの流れではあるが、昨年同様の57秒台を想定していただけに、この時点でこの馬の好走パターンとなっていた。直線に入ったところで作り出していた3馬身のリードを守り続けていたが、残り200mから一気に差が詰まり、最後の最後で交わされての2着。

 ラップを見てもラスト200mで失速しているのは明らかで、最後まで我慢して追い続けた勝ち馬の底力が上回った形。

 ただ、この速めの流れでさらには落鉄があった中でも、ギリギリまで勝ち馬を苦しめた走りは、さすがグランプリホース。阪神コースとの相性も抜群で、宝塚記念連覇の可能性を十分に感じられるレースぶりであった。

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