【阪神大賞典・前走レビュー】元トラックマンが有力5頭を10段階採点!前走内容を最も評価できる馬は…?
text by 中西友馬

今週末の3月22日(日)、阪神競馬場でG2阪神大賞典が行われる。春の大一番天皇賞(春)を見据えた有力馬が集う、大注目の一戦だ。今回は出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回へとつながる勢いを見せたのは、一体どの馬なのだろうか。[1/3ページ]
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有力馬の前走評価①
■アクアヴァーナル
開催日:2026年1月5日
レース:京都・万葉ステークス(芝3000m)
着順:1着
評価:6
ゲート内で突進する場面が見られるなど落ち着きこそなかったが、好スタートから2〜3番手を確保。直線入り口では持ったままの手ごたえで前へと並びかけると、早め先頭から悠々と押し切ってみせた。
ただオープン勝ちと言っても、相手関係的には条件戦とさほど変わらないメンバー構成。格上挑戦だったぶん、他馬との比較でハンデ的にも恵まれた面があったのも確か。レース内容としては完勝も、相手強化が顕著な今回が試金石の一戦となる。
■キングスコール
開催日:2026年2月28日
レース:阪神・松籟ステークス(芝3000m)
着順:2着
評価:9
小倉戦と同じくハナを切るも、後続を引き離すような逃げにはならず。人気を分け合った勝ち馬に直後でピッタリとマークされ、目標とされる苦しい展開。ただ、直線で交わされてからもしぶとく差し返そうとする場面も見られ、内容としては決して悪くない2着。
この馬の場合、スローに落とす逃げというよりは肉を切らせて骨を断つような逃げで力を発揮するタイプ。格上挑戦で無欲のひとり旅がハマれば、重賞でも十分通用の素質はある。


