HOME » コラム » 5選 » 未来のG1馬の母を探せ!最近日本に輸入されていた海外の名牝たちを一挙紹介

未来のG1馬の母を探せ!最近日本に輸入されていた海外の名牝たちを一挙紹介

text by 有村限
2020年プリークネスSを制した時のスイススカイダイバー(Getty Images)
2020年プリークネスSを制した時のスイススカイダイバー(Getty Images)

2025年の菊花賞馬エネルジコの母エノラは、GⅠディアナ賞(ドイツオークス)勝ち馬。リバティアイランドの祖母もGⅠ2勝の名牝だ。GⅠ実績を持って日本に輸入された繁殖牝馬は、近年の日本競馬の躍進を支える存在となっている。今回は「未来のGⅠ馬の母」とも言える、海外から日本に渡った名牝たちを紹介する。[1/5ページ]

①スイススカイダイバー(Swiss Skydiver)

主な勝ち鞍:プリークネスSなどGⅠ3勝

 コロナ禍に伴う変則開催というトラブルに見舞われながらも、2020年代初頭のアメリカ牝馬ダート路線が、そうそうたる面子がしのぎを削っていた。スイススカイダイバーはその中でも屈指の存在感を放った一頭だった。

 彼女の戦績の中でも最も輝かしいのは2020年のプリークネスSの勝利だろう。レイチェルアレクサンドラ以来11年振り、そして史上6頭目の牝馬によるプリークネスSの勝利。

 それも当代のダービー、BCクラシックを勝利し年度代表馬にも選出されたオーセンティックを破っての大金星。オーセンティックがキャリアを通して敗れたのはこのプリークネスSとサンタアニタダービーのわずか2度のみ。

 また、このプリークネスSの走破タイムは1:53.28とセクレタリアトのレコードに0.28秒差迫る同レース史上2位の好タイムであった。

 引退後は470万ドル(約7億5000万円)で吉田勝己氏に落札され、繁殖牝馬として来日。ノーザンファームで繋養されている。日本での産駒はまだデビューしておらず(2026年3月時点)繁殖としての活躍は未知数であるものの、近年はキタサンブラックと連続して種付けされており、牧場の高い期待が伺える。

1 2 3 4 5