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【東大流・ポテンシャル分析 京都2歳S】デビュー2連勝のウイナーズナインが最有力

text by 鈴木ユウヤ

東京大学卒の競馬ライター・鈴木ユウヤが、2歳重賞の見どころをわかりやすく伝える本企画。今回は、11月29日(土)に行われる京都2歳ステークスを特集する。過去には、エリキングやシンエンペラーが優勝した出世レースだ。今年はどのような有望馬が顔を揃えているのか。見どころを丁寧に解説していく。

2025年芙蓉Sを制した時のウイナーズナイン
2025年芙蓉Sを制した時のウイナーズナイン

 11月29日(土)に京都競馬場で京都2歳ステークスが行われる。重賞昇格からの数年間は翌春のクラシック活躍馬を全く出せない時期もあったが、一昨年はシンエンペラー、ダノンデサイル、コスモキュランダを輩出。

 昨年の1着エリキング、2着ジョバンニもその後GⅠで連対した。ここに来て存在感を増しつつある。

 2戦2勝のウイナーズナインを中心視する。新馬戦は全体時計こそ遅かったが、ラスト11.6-11.2の加速ラップV。

 小倉の中距離新馬で「ラスト1F11.2以下」を出したのはクロノジェネシス(宝塚記念連覇などGⅠ・4勝)、ピースオブエイト(毎日杯)、マテンロウスカイ(中山記念)、ドウデュース(日本ダービーなどGⅠ・4勝)、ジョバンニ(ホープフルS2着)に次ぐ6例目だった。

 芙蓉Sはかなり強い内有利のトラックバイアスがあった日で、終始外々を回っての差し切りには着差以上の価値がある。重賞でも楽しみだ。

 カラペルソナは「次世代スター」の連載で★5評価をつけた。この夏の中京は総じて馬場が極度に速く、好ラップ、好時計乱発ではあったが、とはいえラスト11.0-11.0を差し切っての勝利はさすがに優秀と判断してよかろう。当時の2着、5着馬も次走ですぐ勝ち上がっている。

 バルセシートは半姉にレシステンシアがいる良血馬。こちらも新馬戦は★5評価だ。勝ち時計1:33.6は京都芝1600mの2歳新馬戦としては史上最速。未勝利戦や1勝クラスを含めても、内回りの京都マイルで1:33.6以下が出た2歳戦はミッキーアイル、ラヴズオンリーユー、ショウナンザナドゥなど過去5例しかない。

 レース序盤はいい意味でモタモタする面があり、あの感じなら400mの延長も大きなマイナスにはならないと見る。

 ほか、紫菊賞でレコード決着のタイム差なし2着だったサトノアイボリー、新馬戦がラスト11.4-11.3の加速ラップだったジャスティンビスタ、前走は直線で詰まりながら勝ったゴーイントゥスカイも有力候補。先週の東スポ杯ほどではないが、こちらもなかなか層が厚い。

【了】

(文●鈴木ユウヤ)

<プロフィール>
鈴木ユウヤ(@ysuzuki_keiba)
東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xやブログ『競馬ナイト』で発信している。「ワイド1点買い」の使い手。2024年の中央GⅠで回収率130%を達成。

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