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東京・京都・新潟が開幕!フランスでは凱旋門賞にシンエンペラーが出走【今週の注目レース】

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第74回毎日王冠を制したときのエルトンバローズ

 今週の中央競馬は、東京京都新潟の3場で開催する。G1開催こそないが、秋の古馬G1に繋がるG2が東西で行われるなど、重賞が3レース組まれている。

 フランスではパリロンシャン競馬場で凱旋門賞が行われる。日本からはシンエンペラー(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が坂井瑠星騎手と共に、日本の悲願に挑戦する。また、武豊騎手はアイルランドのG1馬、アルリファー(牡4、オブライエン厩舎)に騎乗予定となっている。

 6日(日)の東京競馬場では、毎日王冠(GⅡ・芝1800m)が行われる。注目は、宝塚記念5着以来となるローシャムパーク(牡5、美浦・田中博康厩舎)。
その宝塚記念では、得意とは言えない重馬場に苦戦したが、良馬場で行われた大阪杯ではクビ差の2着に好走。今回の舞台となる東京千八も2戦2勝と相性が良く、秋のG1獲りに向けて好発進を決めたい。
対するは、夏を越しての成長が期待できる3歳勢である。シックスペンス(牡3、美浦・国枝栄厩舎)はダービーこそ9着に敗れたが、1800m以下では3戦3勝。古馬とは初対戦となるが、得意距離に戻って反撃も十分可能だろう。
ダノンエアズロック(牡3、美浦・堀宣行厩舎)もダービーでは14着に大敗。しかし、東京の二千以下では3戦3勝とコース適性は抜群で、初の古馬相手でも期待が持てる。

 同日の京都競馬場では、京都大賞典(GⅡ・芝2400m)も行われる。注目はなんと言っても、春のグランプリホースであるブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)。
5歳となってからは、4戦して馬券内を外すことのない充実ぶりで、宝塚記念で悲願のG1タイトルを奪取した。昨年の京都大賞典では競走中止の憂き目に遭っているが、ここは59キロでも格好をつけたいところだろう。
対するは、昨年覇者のプラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)。大阪杯6着、宝塚記念4着と、G1ではもうワンパンチ足りない印象だが、京都コースは重賞2勝を挙げている得意舞台である。悲願のG1獲りに向けて、まずは京都大賞典連覇を狙う。

 また5日(土)には、東京競馬場サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ・芝1600m)が行われる。
オークス馬チェルヴィニアの半弟アルレッキーノや、前走6馬身差圧勝のヒシアマン、そのヒシアマンに新馬戦で勝利しているアルテヴェローチェなど、素質馬が出走を予定している。

 そして、今年再編された3歳ダート三冠の最終戦、ジャパンダートクラシック(JpnⅠ・大井・ダ2000m)にも注目だ。フォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)はケンタッキーダービー(米GⅠ・ダ1800m)で大接戦の末、惜しくも涙をのんだ後の復帰戦となる。また二冠目の東京ダービー(大井・ダ2000m)で圧勝したラムジェット(牡3、栗東・佐々木晶三厩舎)や前哨戦の不来方賞(盛岡・ダ2000m)で復活Vを果たしたサンライズジパング(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)など、好メンバーが名を連ねている。

■今週の注目レース

10/1(火)
レディスプレリュード(JpnⅡ・大井・ダ1800m)

10/2(水)
ジャパンダートクラシック(JpnⅠ・大井・ダ2000m)

10/3(木)
東京盃(JpnⅡ・大井・ダ1200m)

10/5(土)
サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ・東京・芝1600m)

10/6(日)
毎日王冠(GⅡ・東京・芝1800m)
京都大賞典(GⅡ・京都・芝2400m)
凱旋門賞(GⅠ・パリロンシャン・芝2400m、日本時間23時20分発走予定)