【セレクトセール2025・当歳部門落札額ランキング】 まさにイクイノックス旋風!トップは余裕の5億超
セレクトセール2025の2日目に行われた当歳部門も、前日の1歳部門に続き活況を呈した。240頭が上場され、228頭が落札。売却総額171億5400万円は、これまでの記録を大きく上回る過去最高をマークした。本記事では、大盛況に終わったセレクトセール2025の当歳落札額ランキングをトップ10形式で紹介する。
【第10位タイ】キャンプロックの2025(2億3000万円)
セレクトセール当歳部門の10位タイに入ったのは、イクイノックス初年度産駒の一頭、キャンプロックの2025(牡)だった。名物馬主の金子真人氏が代表を務める金子真人ホールディングス(株)によって2億3000万円で落札された。
父のイクイノックスは、競走生活の終盤にG1を怒とうの6連勝で締めくくり、世界1位のままターフを去った最強馬。今セールでも最注目の一頭となった。セールに出された産駒は24頭で、主取りになった1頭を除き、最安値は4000万円で、うち“億超え”馬は11頭。2億円以上で売却された馬は6頭だった。
キャンプロックの2025の母キャンプロックは、現役時代に仏G3ペネロープ賞で優勝するなどフランスで3勝を挙げる活躍をみせた。デインヒル系の系譜を継いだMyboycharlieの産駒で、祖母の父はSadler’s Wells。母系も完全なヨーロッパ血統で構成されている。
イクイノックスとの配合では、凱旋門賞連覇など10戦9勝のほぼ完璧な成績を残したRibot(リボー)系Allegedの5×4のインブリードが発生する。底力溢れる欧州血脈を受け継いだ母系と、歴代屈指のスピード&スタミナ、瞬発力を持ち合わせていた父との融合でどんな活躍をみせるのだろうか。