HOME » セレクト » 大化け期待の先行投資!藤田晋氏セレクトセール当歳部門(4)2歳時から期待大!エピファネイア×米G1・3勝の母

大化け期待の先行投資!藤田晋氏セレクトセール当歳部門(4)2歳時から期待大!エピファネイア×米G1・3勝の母

text by 小早川涼風

サイバーエージェント社長として知られ、馬主としても破竹の勢いで成果を上げる藤田晋オーナー。その一方で、毎年セレクトセールでは上場馬を“爆買い”する積極的な投資姿勢でも注目を集めている。本記事では、藤田オーナーが2025年に落札した馬を部門別に紹介。今回は「当歳部門」から5頭を取り上げる。今回は4頭目。
※落札額は税抜の価格

スウィートリーズンの2025
スウィートリーズンの2025 ⓒJapan Racing Horse Association

④スウィートリーズンの2025

 母スウィートリーズンは米G1を3勝した名牝。この活躍により、前年日本に輸出されていた彼女の父ストリートセンスは米国にUターンした。

 兄にはディアスティマ、ホウオウアートマンといった2頭のG1出走馬がおり、今回セールに出品された牝馬は7番目の仔。藤田氏は彼女を1億4000万円で落札した。

 同馬の持つインブリードはCrimson SatanとNorthern Dancerの5×5。これはディアスティマ、ディーコンセンテス、ネアセリーニといったサンデーサイレンス系の種牡馬を父に持つ兄姉たちと全く同じクロスだ。

 このうちディアスティマとネアセリーニは2歳戦で勝ち上がっており、早い時期からの活躍が目立つ。一族自体の勝ち上がり率も8割と非常に高く、かなり安定して走る血統と言っていいのではないだろうか。

 加えて、彼女の父は仕上がりの早い馬を多く送り出すエピファネイア。成長次第では2歳重賞で有力馬となっても不思議ではなさそうなポテンシャルを持ち合わせていそうだ。一族は好位から長く良い脚を使う馬が多く、彼女にも同じような走りを期待したい。

【了】

(文●小早川涼風)

【関連記事】
大化け期待の先行投資!藤田晋氏セレクトセール当歳部門(1)
大化け期待の先行投資!藤田晋氏セレクトセール当歳部門(5)
大化け期待の先行投資!藤田晋氏セレクトセール当歳部門(全紹介)