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アグネスタキオン産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第9位】3歳で大稼ぎ…! 幻の三冠馬の血を引く名牝馬

text by TOM

“幻の三冠馬”と呼ばれたアグネスタキオン。大種牡馬サンデーサイレンスの後継として種牡馬入りし、2008年にリーディングサイアーの座を獲得。11歳で早世したものの、G1馬6頭を送り出すなど、種牡馬としても大活躍した。超高速で時代を駆け抜けた名種牡馬の産駒たちの中から、獲得賞金トップ10を紹介する。今回は第9位。

2009年ローズSを制したブロードストリート(写真奥)
2009年ローズSを制したブロードストリート(写真奥)

9位 ブロードストリート(2億3,024万9,000円)

性別:牝馬
戦績:26戦4勝 [4-5-1-16]
主な勝ち鞍:09年ローズS(G2)

 9位にランクインしたブロードストリートは、2歳の12月から6歳春までの間で2億3000万円を超える賞金を稼いだ。26戦を消化し、うち21戦が牝馬限定戦のものだった。

 ポンポンとデビュー2連勝を飾り1400万円の賞金をゲットすると、チューリップ賞こそ4着に敗れ桜花賞へは進めなかったが、忘れな草賞で2着、続くスイートピーSを勝ってオークスへと駒を進め、4着に好走した。この間4800万円ほどの賞金を加算して迎えた秋初戦のローズSで重賞初制覇。次走の秋華賞でも2着に入り、9000万円余りの賞金獲得に成功する。

 8戦すべてで賞金加算に成功したものの、3歳最後のレースとなったエリザベス女王杯では6着に敗れた。それでも3歳時は1億4522万円の獲得賞金を果たすことになる。

 4歳時は、阪神牝馬Sで4着、G1のヴィクトリアマイルでも5着に入線し、計1700万円を獲得。後半のシーズンも、アンドロメダS(OP)で3着、年末の愛知杯も2着で締めて、この年は3800万円強の賞金を獲得した。

 5歳時はマーメイドSと愛知杯でそれぞれ2着に好走するなど9戦して3600万円をゲットするも、現役最後の年となる6歳時の2012年は小倉大賞典で5着に入り400万円を得たが、最終戦となった中山牝馬Sでは唯一の重賞勝ちとなったローズSと同じ得意の芝1800m戦で7着に敗退。この年は2戦のみの出走に留まったものの、約3年3か月に渡る競走生活を無事に走り抜き、繁殖入りした。

【了】

(文●TOM)

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