2025年デビュー予定! 藤田晋氏期待の若駒たち②(1) 近親にGⅠ馬も!「昭和の大横綱のように…」
人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』との関わりで知られる一方、馬主としても注目を集める藤田晋氏。馬主歴は長くはないものの所有馬はすでに多くの重賞を制している。2025年に入ってからもその勢いはとどまるところを知らず、2月のサウジカップをフォーエバーヤングが勝利し世界最高額の賞金を手に入れるなど、所有馬は国内外でかなりの活躍を見せている。そんな藤田晋氏が所有する2歳馬の中から、5頭をピックアップして紹介する。一頭目はウルフマン。
ウルフマン
プロフィール
性別 | 牡馬 | |
生年月日 | 2023年3月4日 | |
毛色 | 黒鹿毛 | |
調教師 | 手塚貴久【美浦】 | |
生産牧場 | ノーザンファーム | |
取引市場 | 2024年 セレクトセール | |
兄弟(姉妹)馬 | シンハリング、シンハナーダ | |
馬名の由来 | 狼+男。父名より連想 |
5代血統表
最初に紹介するのは、美浦の手塚貴久師に預託予定の牡馬、ウルフマン。近親にオークス馬シンハライトや、重賞勝ち馬アダムスピークなど、活躍馬が多数いる良血馬である。ウルフマンの父、フィエールマンはこれが2世代目の産駒となる。
フィエールマン産駒の特徴として、父が制した菊花賞の舞台である京都や、伯母がオークスを制した東京など、直線が広いコースでの好走が多い。更にウルフマンはHaloとMr.Prospectorのクロスを内包しているだけに、瞬発力勝負にはめっぽう強い可能性もある。また、姪には地方で6勝を挙げているプリメイラなどもおり、もしかするとダート適正もあるかもしれない。
馬名由来は『狼男』。『気高く勇ましい』という父の名から連想された馬名だが、ウルフマンというと、漫画『キン肉マン』のウルフマンを思い出す人もいるだろう。そのウルフマンも、元は横綱・千代の富士をモデルとして描かれたキャラクターだ。昭和最後の大横綱と言われた千代の富士のように、連戦連勝を遂げる名馬となることはできるだろうか。
【了】
(文●小早川涼風)
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