3億円超ホースはいまだに…2026年飛躍に期待の高額取引馬(2)金子オーナーも期待!ディープインパクトとの共通点とは?

近年、国内セリ市場は活況が続いており、1億円超の取引も増加している。2億円、3億円といった高額落札も、今や珍しくない。しかし、中央G1を制した馬の最高落札額は、ワールドプレミアの2億5920万円(税込)となっている。そこで今回は、2026年の活躍が期待できる高額取引馬を独断と偏見で5頭選び、年齢順に紹介する。今回は2頭目。
※取引額はすべて税込み表示
②エムズビギン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)
2024年セレクトセール:6億4900万円
2023年に国内で生まれた7000頭以上のサラブレッドの中で最も注目されてきた1頭が、関西の名門・友道康夫厩舎に所属するエムズビギンだろう。
同馬は2年前のセレクトセール1歳部門で、国内のセリ市史上2番目に高額となる6億4900万円で取引された。同馬を落札したロデオジャパン(馬主名義はエムズレーシング)は、これまでハーパーやスティンガーグラス、ジェイパームスといった活躍馬を所有しているがまだG1馬は生まれていない。
母のデルフィニアⅡは、ノーザンファームがクールモアから輸入したガリレオ牝馬。兄姉の2頭は2勝ずつ挙げている現役馬で、そのうちリラエンブレム(父キズナ)は昨年のシンザン記念を制している。
父がキタサンブラックに替わったエムズビギンは昨年10月の2歳新馬(京都芝1800m)でデビューしたが、1番人気を裏切ってテルヒコウの2着に完敗。それでも1か月後の2戦目で難なく勝ち上がり、次走は2月8日のきさらぎ賞を予定している。
初戦で手綱を取ったC.ルメール騎手は「まだ子供で、体もちょっと重たい」「スタートは1枠でビックリしていた」と課題を挙げたが、それでも2着に入った走りに「キタサンブラックの子供ですから、伸びシロがあると思います」と期待を込めた。
C.デムーロ騎手が2戦目で初勝利に導き、クラシック路線に乗せるためにも次走が試金石となりそうだ。6億円超を“回収”するのはそう簡単ではないが、息の長い活躍を見せた父のような成長曲線を描くことができれば、G1の1つ2つを勝つ可能性は大いにあるだろう。
【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。
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