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“乾杯”か“完敗”か……東西金杯を得意とする騎手の取扱説明書(3)今年は京都に参戦!大穴をあけるか…

text by 中川大河
横山典弘騎手
横山典弘騎手

2026年のJRA重賞は例年通り、金杯から始まる。中山では芝2000mの中山金杯、京都では芝1600mの京都金杯が開催される。競馬界には「一年の計は金杯にあり」という格言があるように、関係者もファンも幸先いいスタートを切りたいところだろう。
そこで今回は現役騎手の中で、過去に金杯を4勝している現役ジョッキー4人と3勝している2人の合計6人をピックアップ。データ面から取捨選択の方法を探ってみた。今回は3人目。

(※当該騎手が金杯に騎乗しない可能性もあり)

③横山典弘

金杯通算成績【4-1-3-23】

 武騎手と同じ31回の金杯騎乗経験がある横山典弘騎手。こちらは京都金杯に5回騎乗しているが、勝ち星の4勝はすべて中山金杯(うち1勝は日刊スポーツ賞金杯時代)で挙げている。

 1990年の初騎乗でメジロモントレーを勝利に導いた横山典騎手。その時は4番人気での勝利だったが、その後の3勝はすべて1~2番人気でのものだ。

 1996年にベストタイアップで2勝目を挙げると、2005年にクラフトワークで3勝目。さらに2013年にタッチミーノットで4勝目を挙げた。4勝目までは10年以内の周期で勝利していたが、その後は10連敗中。そろそろ5勝目を挙げる頃合いかもしれない。

 金杯における横山典騎手の好走パターンがある。それが中団から後方に控える競馬をしたとき。逃げもしくは先行時の【0-0-1-4】に対して、差しか追い込み時は【4-1-2-19】と高確率で馬券に絡んでいる。

 ただ、2023年の京都金杯のような例外もある。その年はマテンロウオリオンとのコンビで1番人気に支持されたが、スタートから行き脚がつかず、1頭だけ最後方をポツン。最後の直線で3頭を交わして13着に入るのがやっとだった。

 2月に58歳の誕生日を迎える大ベテランは2025年に前年から2倍以上となる勝ち鞍を記録する好調ぶり。まだまだ一回り、二回り年下の若手や中堅に負けるわけにはいかないだろう。41年目のスタートダッシュに要注目だ。

【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。

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