日本競馬界の至宝!フォーエバーヤングの名レース(4)世界最高峰の舞台で示した「世代の強さ」

2025年は日本競馬史に、またひとつ大きな金字塔が打ち立てられた。フォーエバーヤングが、日本馬として史上初となるブリーダーズカップ・クラシック制覇という快挙を成し遂げたのである。そこで今回は、フォーエバーヤングのキャリアから象徴的な6レースをピックアップ。世界の頂点へと駆け上がるまでの軌跡を振り返る。今回は4レース目。
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④BCクラシック(2024年)
大激戦となったケンタッキーダービーから半年。フォーエバーヤングは再びアメリカの地に戻ってきていた。
大井のジャパンダートクラシックを勝利して、強くなった姿を日本のファンに見せたフォーエバーヤングは、BCクラシックで再び世界の舞台に挑戦。
日本からは、フォーエバーヤングの他にウシュバテソーロとデルマソトガケが出走。日本勢3頭で世界の頂を目指す一戦であった。
レースは、デルマソトガケがハナを切り、フィアースネスが2番手を追走。フォーエバーヤングは最内枠からのスタートだったこともあり、いつもより促して好位のポジションを確保した。
馬群は前の7頭と後ろの7頭に分かれ、かなりの縦長。やはりレースの展開は早く、3角で早くもフィアースネスが先頭へと躍り出る。交わされたデルマソトガケは苦しくなって後退。好位のインコースにいたフォーエバーヤングも手ごたえが怪しくなって外から交わされて4番手で4角を回って、最後の直線へと向かう。
直線に入ると、先頭のフィアースネスに外を勢いよく上がってきたシエラレオーネが並びかける。その真ん中にいたニューゲートは後退気味で、外へと切り替えて盛り返すフォーエバーヤングが3番手へと迫る。
前は粘りを見せるフィアースネスをねじ伏せたシエラレオーネが先頭に立って勝利。フィアースネスが2着に粘り、フォーエバーヤングはニューゲートとの争いを制して3着となった。
1〜3着を日米の3歳馬が占め、世代レベルの高さを見せつけたBCクラシック。再戦の日に向けて、フォーエバーヤングはさらに強くなっていく。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
1993(平成5)年6月18日、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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