【学生馬券王決定戦|朝日杯FS】現在第1位:早稲田大学テンポイントの予想!人気と穴を絶妙な塩梅で調合

全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第9戦の舞台は朝日杯フューチュリティステークスだ。今年も2歳マイル王を目指す超豪華メンバーが揃った。学生馬券王決定戦は早くも残り2戦のみ。果たして、この重要な一戦を的中させるのはどのサークルなのか…。
現在第1位:早稲田大学テンポイント
■朝日杯フューチュリティステークスの予想
◎⑫アドマイヤクワッズ
○③エコロアルバ
▲⑨スペルーチェ
△⑦コルテオソレイユ
△⑧カヴァレリッツォ
△⑬リアライズシリウス
先週の阪神ジュベナイルフィリーズでは、逃げたヒズマスターピースにフロムレイブンとローズカリスといった
1400m以下のハイペースを経験した先行馬が競り掛けに行ったことで、前半600m通過33.7のハイペースが生まれた。
勝ったスターアニスは短距離路線を使ってきた馬だから、追走スピードが問われたのは間違いないだろう。
今週行われる朝日杯FSはハイペース追走に耐えうる持久力ではなく、全体的な追走の持久力を問われるケースが考えられる。
この場合は同じ非根幹距離適性でも1400mより1800m向きの適性を問われやすい。
23年はいずれも1800mの重賞を勝ったシュトラウスとセットアップが流れを主導すると、
勝ったジャンタルマンタルと2着エコロヴァルツは1800m戦を勝った経験があった。
だからといって1200m~1400m適性の馬がペースを主導しないかとすると決してそうでもなく、21年はもみじSを勝ったカジュフェイスが主導権を握り、
20年も1400m戦の京王杯2歳Sを勝ったモントライゼが半ば暴走に近い形で速いペースを作り出した。
ただし、後者は中盤でもペースが落ちなかったことで1400mの未勝利を好タイムで勝ち上がったグレナディアガーズが波乱を演出したものの、前者はコーナー地点でペースが緩んだことで3,1,4番人気の馬による順当な決着となっている。
22年も1,2,3番人気の堅い決着だから、基本的には前哨戦までに高い能力を示した馬を素直に信用していいレースと言えるだろう。
先行馬の動向を見ても、今年は1400m以下で速いペースを逃げてきた馬が不在のメンバー構成であり、逃げそうなカクウチとリアライズシリウスが勝ち上がってきたのは1600m戦。
どちらも逃げて勝ったときは中盤に12秒台が挟まるようなペースだったから、追走力よりも長い直線の持続力勝負を押し切れる脚力を重視してみたい。
◎アドマイヤクワッズは初戦でラスト3Fが11.5-11.3-11.2と加速ラップかつ末の持続力を問われた流れを差し切った。
2,3着馬が道中1,2番手と前残りの決着の中で、自身は外の9番手から鮮やかに差し切ったのも評価できる内容だった。
次走のデイリー杯2歳Sは馬場の荒れた内側を突く形でカヴァレリッツォとのレコード決着を制したが、当時は11.2-11.2とラスト2Fの瞬発力に特化した流れだった。どのような流れになっても対応できる強みがあり、レースを使うごとに追走力も洗練されているから懸念材料は少ない。
○エコロアルバは前走のサウジアラビアRCがラスト3Fを11.5-11.3-11.2と同じく前残り展開の持続ラップを最後方一気から突き抜ける鮮やかな内容だった。
初戦こそ1400mを使っているが、前走だけでなく当時も追走に忙しさを感じさせたことから1600m戦の本質的な適性に不安は感じさせない。
▲スペルーチェは逃げた新馬戦がアドマイヤクワッズに差し切られての2着だったが、次走は差す形に切り替えてラスト2F11.1-11.3と速い脚を問われた展開で豪快に伸びてきた。
馬群を捌きながらの差し切りだから上積みは十分残しているし、レイデオロ×母父アグネスタキオンの血統背景からもマイル以上で持続力を問う展開は望むところ。
方式:3連複 軸1頭ながし
買い目:⑫-③⑦⑧⑨⑬
各1000円で10点
■選択レース:阪神1R 2歳未勝利
◎ブラックコーラル
時も早いもので、この大会も残り2週。早稲田大学テンポイント自体はトップに立っているものの、選択レースでは初週以来的中がないという状態。
勢いを付けて最終週に向かうため、今週はオッズ妙味を捨ててとにかく当てに行く。
今週の選択レースは阪神1Rのブラックコーラル。デビュー前は相当話題になっていたものの、芝で3戦して勝ち星を掴めずダートへ矛先を向けることに。
初ダートとなった前走は2着に敗れたが、勝ち馬は未勝利で当たるには相当強い相手だった。
その勝ち馬ジャスティンダラスは新馬戦では0.3差2着だったものの、その時勝った相手が後にもちの木賞を勝ち全日本2歳優駿を制覇したパイロマンサー。
これは相手が悪かったと片付けて良いのではないだろうか。ブラックコーラル自身も3着馬をクビ差退けており、4着以下には10馬身の決定的な差を付けた。
3着馬メイショウナナシロも先週の未勝利で僅差の2着に入っており、未勝利クラスなら実力上位の存在だ。
C.デムーロ騎手とのコンビ継続も心強い。相手構成的にも断然の1番人気が想定されるので、単勝オッズ1.5倍くらいで収まることを願っている。
(文●早稲田大学テンポイント)
【了】
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