【阪神JF 調教診断④】アルテミスSで2着に好走したミツカネベネラなど5頭の調教解説
text by 中西友馬

12月14日(日)阪神競馬場で、G1・阪神ジュベナイルフィリーズが開催される。このレースは、2歳女王を決定すると同時に、来年の牝馬クラシックを占う大注目の一戦である。この記事では、出走予定馬それぞれの調教内容を詳しくチェックし、状態を5段階で評価。レース本番に向けた仕上がりや注目ポイントを、わかりやすく解説していく。
■全頭調教診断④
ミツカネベネラ【評価:A】
先週3秒近い追走を追いつき、6F82秒台をマーク。そのぶん直前は微調整程度だったが、変わらず軽快なフットワーク。
メイプルハッピー【評価:C】
直前はスウィートハピネスとの併せ馬。動きに悪いところはないが、前走からの上積みとなると乏しい印象。
ラスティングスノー【評価:A】
先週・今週と、馬の後ろで我慢することを覚えさせるような稽古内容。2週続けて鞍上とのコンタクトもバッチリ。
レディーゴール【評価:B】
中1週でも外めを伸びやかな走りで疲れは感じさせない。ここ2戦結果が出ていないが、動き自体は悪くない。
ローズカリス【評価:C】
間隔は詰まっているが、坂路の動き自体は軽快。芝もこなせて良い走法に映るが、いきなりのG1では敷居が高いか。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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