【阪神JF 調教診断③】スターアニスやマーゴットラヴミーなど5頭の調教解説

2025/12/12

text by 中西友馬

12月14日（日）阪神競馬場で、G1・阪神ジュベナイルフィリーズが開催される。このレースは、2歳女王を決定すると同時に、来年の牝馬クラシックを占う大注目の一戦である。この記事では、出走予定馬それぞれの調教内容を詳しくチェックし、状態を5段階で評価。レース本番に向けた仕上がりや注目ポイントを、わかりやすく解説していく。

■全頭調教診断③

スターアニス【評価：B】

　久々のわりに強く追う攻めはないが、夏場と同じような動きは見せている。8分ぐらいの仕上がりにはありそう。

タイセイボーグ【評価：S】

　先週はCWで2秒近い追走も、追い比べで大きく先着。直前も坂路で終い重点に鋭く伸びており、状態面は文句なし。

ヒズマスターピース【評価：S】

　先週はかなり軽めの内容だったが、直前はコースで長めを乗ってパワフルな走り。連勝の勢いそのままに抜群の気配。

フロムレイブン【評価：A】

　直前の坂路は、綺麗な加速ラップで追走先着。レースを使うごとに成長が見られ、この中に入っても見劣りしない。

マーゴットラヴミー【評価：B】

　細身の牝馬の中1週も、坂路は実に機敏。稽ではさらに馬体減りしたようには見えなかったが、当日の馬体重は要注目。

【了】
【著者プロフィール：中西友馬】
大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。