あらゆる要素が影響?有馬記念・馬券売上の上昇率ランキング【第1位】前年比+10%超!超豪華メンバーが揃ったグランプリ

年末の風物詩として広く知られ、競馬ファンはもちろん、競馬に馴染みのない人まで多く参戦する一大イベント・有馬記念。
毎年ドラマの生まれる冬のグランプリだが、果たして馬券売上はどのような推移を辿ってきたのだろうか。
今回は2000年以降の有馬記念で、売上の上昇率・下降率が大きかった3年ずつを取り上げ紹介する。今回は上昇率第1位。
【上昇率 第1位】2014年
前年比 +10.7%(388億2561万8100円)
2000年以降、前年からの大幅な売上上昇を遂げた最初の有馬記念は2014年の10.7%。21世紀以降、前年より売上がここまで増加した年はこの2014年だけで、JRAにとっても大きな転機になったことは間違いない。
現代では恒例となっている有馬記念の公開枠順抽選だが、実施されたのはこの年から。枠順決定の瞬間が競馬ファンにリアルタイムで共有されるようになったこの取り組みは大きな反響を呼び、以後有馬記念ならではのイベントとして親しまれている。
さらに出走メンバーの顔触れも豪華だった。フルゲート16頭中、当時としては史上最多となるG1馬10頭がエントリーしてきたうえ、それ以外の6頭もG2以上の勝ち鞍がある実力馬ばかり。
牝馬三冠馬のジェンティルドンナを筆頭に、この年の世界1位に選ばれたジャスタウェイ、二冠馬ゴールドシップなど数々のスターホースが参戦したことで、馬券的にもかなり頭を悩ませる面白い一戦となっていた。
レースはヴィルシーナが逃げ、1000m通過が60秒を超えるかなりのスローペースに落ち着く。そして、勝負所で動いたゴールドシップに引っ張られるように各馬が動き、最後は究極の切れ味勝負へ。
しかし、その激流にも屈せず好位から脚を伸ばしたジェンティルドンナが、後方から迫ってきたライバルたちを従えて勝利。G1・7勝目を飾ると共に、自身のラストランを見事に優勝で締めくくってみせた。
2019年もそうだったように、実力馬が多ければ多いほど予想は難解になる。だが、その分オッズは割れて馬券にも妙味が出るうえ、レースも名勝負となることが多い。
やはり、馬券の売上上昇の一端には、出走メンバーの面白さが必須条件になっているのではないだろうか。
【了】
【著者プロフィール:小早川涼風】
祖父、父の影響で幼い頃から競馬に触れ、社会人後ライターに。地方、中央を問わない競馬漬けの日々を送る。初めて好きになった馬はサイレンススズカ。思い出の馬はファストフォース。
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