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【学生馬券王決定戦|ジャパンカップ】現在1位北海道大学競馬同好会の予想!世界ランク1位に重い印


全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第6戦の舞台はジャパンカップだ。今年は、3世代のダービー馬、世界ランク1位のカランダガンなど、国内外の超強豪が顔を揃えた。果たして、各サークルは、どの馬に重い印を打ったのか。当企画の後半初戦、幸先の良いスタートを切るのは……。今回は北海道大学競馬同好会の予想。

現在第1位:北海道大学競馬同好会

■ジャパンCの予想

2025年キングジョージを制したカランダガン(Photo by Alan Crowhurst/Getty Images)
2025年キングジョージを制したカランダガン(Photo by Alan Crowhurst/Getty Images)

◎8 カランダガン
○2 クロワデュノール
▲18 タスティエーラ
△13 ブレイディヴェーグ
△14 ダノンデサイル
△15 マスカレードボール

 「世界に通用する強い馬づくり」を掲げて創設されたジャパンカップ。寒空に色とりどりの国旗がたなびく中、数々のドラマが紡がれてきた。だが、その幕開けは決して誇れるものばかりではなかった。

 メアジードーツら外国馬の圧倒的な強さは、日本のホースマンたちに衝撃、いや、無力感すら抱かせた。

 あれから約40年。ついに2023年、あのイクイノックスの圧勝劇がジャパンカップを日本の競走として初の「ロンジンワールドベストレース」という誉れ高き栄冠へと導いた。いまや日本競馬のレベルは世界一と呼び声高い。

 しかし、その一方で近年、ジャパンカップへの外国馬参戦は冷え込み、最後に外国馬が勝ったのはアルカセットの20年前。掲示板ですら4年前のグランドグローリー以来出ていない。そして2019年にはついに外国調教馬の参戦が一頭もないままレースが行われた。

 それでも、国際厩舎の整備や報奨金制度の拡充、JRAによる必死の勧誘活動により、再び海外の強豪たちが府中に集い始めている。国際色豊かなジャパンカップが、再びその輝きを取り戻そうとしているのだ。

◎カランダガンは、その象徴たりうる名馬だ。今年は他の外国馬が急遽参戦を取りやめたとはいえ、この1頭だけでも日本馬にとっては十分すぎるほど手強い存在である。

 欧州主要G1を3連勝し、現時点でのワールドベストレースホース第1位、さらに欧州年度代表馬と、実績はメンバー内で文句なしの最上位。

 鋭いギアチェンジ能力が問われる加速力勝負でも、ハイペースからのロングスパート勝負でも、一流馬相手に力を出し切れる万能性を備え、メイダンや良馬場アスコットでも速い上がりを繰り出すなど、展開面と馬場適性面において、外国馬らしい隙が見当たらない。

 血統背景を見ても、父GleneaglesはGalileo×Giant’s Causewayの全妹という良血で、自身もマイル以下のG1を四勝。日本でもショックアクションが重賞を制し、その適性は示されている。

 その上、母系にはAcclamationやロックオブジブラルタルなど、日本でも評価が高い短距離〜マイル血統が連なり、欧州の12F路線を駆け抜けてきた馬にしてはスピード要素が豊富な点も魅力的だ。

 勿論、長距離遠征に伴う調整の難しさや、府中2400mという特殊なコースへの不安は拭えない。だが、それでもなお、カランダガンにはアルカセット以来の外国馬制覇を期待させるだけの風格と完成度がある。

 カランダガンが勝つならば、それは再び、世界がジャパンカップへ集う時代への号令となる。

 対抗は○クロワデュノール。2歳時から抜群のパフォーマンスを魅せ続け、皐月賞こそミュージアムマイルに屈したものの、東京優駿では秋天勝ち馬マスカレードボールを相手に完勝してみせた。

 先週の府中は例年以上に欧州血統の馬が台頭し、今週は2日分の使用され馬場もさらにタフ化。加えて欧州の名手たちも多く参戦する以上、馬場とレースの質はより“ユーロピアン”になるはずだ。

 さすればCape Cross、Derring-Do、Bustedのクロスといった欧州的な骨格を色濃く持つクロワデュノールは、適性・実力ともに自然と上位候補へ浮上する。

 凱旋門賞での大敗は、枠順と馬群の並びがこの馬に向かなかっただけで問題なし。問題は調整が順調に進んでいるかどうか、そして鞍上北村友一騎手の内枠での立ち回りだけだ。それでもなお、この漆黒のダービー馬には、日本の“一番星”として再び輝きを放つ姿を期待したい。

 ▲タスティエーラは、オッズを含めて非常に魅力的な存在だ。もともと東京2400mへの適性は極めて高く、ダービー勝ちの実績はこのメンバーでも最上位。欧州Northern Dancer直系にドイツS牝系でRibotの影響が強い母父マンハッタンカフェと、まさに今の府中で力を発揮するためには理想的な血統構成だ。

 前走の負けとフルゲートの大外枠が評価を難しくするが、それを含めたオッズ妙味もまた魅力。実績ある府中の大舞台で、レーン騎手×堀調教師の黄金コンビによる“アンコール”に期待したい。

 △には、マーカンド騎手への乗り替わりで展開ハマれば一発が怖いブレイディヴェーグ、2400mでカランダガンを撃破したダービー馬ダノンデサイル、そして府中巧者で前走からの上積みも見込めるマスカレードボールの3頭を選んだ。

 それぞれが非凡なポテンシャルと爆発力を秘めており、◎〜▲の3頭に迫る可能性は決して低くない。今年のジャパンカップがいかに豪華な顔ぶれか、改めて実感するメンバー構成だ。この豪華絢爛たる一戦こそ、世界最高峰レースの名を引き継ぐに相応しい舞台となるだろう。

券種:馬連
買い目:8-2.13.14.15.18 (5点 各2000円)

■選択レース:京都9R 白菊賞

◎メイショウハッケイ

 秋の深まりは、美しい紅葉の移り変わりとともに、番組表の移り変わりも告げる。
歌番組が冬ソング特集を始めて、M1が競馬中継の裏でやってて、やがて紅白でフィナーレ、、、

 ってテレビの番組表ではなく、「競馬の番組表」の話である。

 番組表は、どの週の、どの競馬場で、どのレースが行われるかという競馬のカレンダーだ。

 しかし、だけではない、番組表は競馬ファンである私に季節感を与えてくれる。
今週はジャパンカップ(JC)週。天気は晴れ予報、5回東京の最終週は夕焼けに照らされ、暖色に映えるゴール前のワンシーン。

 やがてレース後の私にこういわせるだろう、
「ああ、JCが終わって、もう12月か」、と

 こんな感じに季節の風情を(競馬という名の)フィルター越しに感じる私にとって、もう一つ、曜日感覚を与えてくれるのが、推しジョッキー、武豊騎手の想定表である。

 これが意外と便利に曜日感覚を養ってくれる。例えば騎乗馬が決定する日だから今日は木曜日か、とか、今週の想定を確認しなきゃだから月曜日だ、とか、こんな感じにである。

 そんな武豊騎手、今週は土日とも京都で騎乗。そして前置きが長くなったが、今週の選択レースは、日曜京都の白菊賞から、武豊騎乗のメイショウハッケイを指名する。

 前走のファンタジーSは、直線で遊びながらも勝ち馬と同タイムの3着に強襲、このクラスでは力量上位は確実だ。何より、2週間前から武豊で想定。

 この舞台をこの鞍上で、という陣営の強い熱意を感じる。賞金加算の先にあるのは、先週発表された春季競馬の番組表の最終ページ、2回阪神6日目の桜花賞だ。

(文●北海道大学競馬同好会)

【了】

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