【学生馬券王決定戦|エリザベス女王杯】現在第4位:九州大学競馬サークルの予想!代表の一口馬主の話も?
全国の大学競馬サークルがGⅠレースで予想力を競う「学生馬券王決定戦」!
第4戦の舞台は、秋の女王決定戦・エリザベス女王杯。今年は、グランプリホース・レガレイラをはじめ、勢いある3歳馬4頭など、女王決定戦にふさわしいメンバーが揃った。果たして、各サークルは、どの馬に重い印を打ち、どのような買い目にしたのか。戦いはいよいよ中盤へ、ここからの展開はますます目が離せない。今回は九大競馬サークルの予想。
現在第4位:九大競馬サークル
■エリザベス女王杯の予想

◎ココナッツブラウン
◯ヴェルミセル
▲パラディレーヌ
△レガレイラ
△セキトバイースト
△リンクスティップ
運勢というものには流れがあると思っている。良い事はある程度続くし、悪い事が重なれば簡単には抜け出せない。ザ・ロイヤルファミリーの最新話でも、椎名オーナーが「競馬には、流れというものがあります」と言っていた。
さて、代表の流れはどうか。端的に言うと、最悪である。まず何と言っても一口馬主。ここ1週間は悪夢のようだった。
我が家の(と書くのは、一口は父親とやっており、代表名義のクラブと代表の父親名義のクラブがあるからである)出資馬は先週は3頭出走したが、京都ジャンプSに出走したのはバンケットで落馬寸前のアクシデントに見舞われ、大きく遅れたシンガリ負け、更に2番人気と期待された2頭は6着と散々なものだった。
特にショックを受けたのが、6着と言ってもブービー負けだったアルマデオロ。ここを勝って兄の勝った春天への一歩としたかっただけに、非常に落胆した。
そこに追い討ちをかけるように、今週のクラブ更新は悪いものばかりだった。まず、そのアルマデオロが年内どころか春先までレースを使わないと言われた事だ。まぁ先のある馬だし焦る必要はないけど、7ヶ月半で9戦してから冬全休とか欧州馬かよ……とツッコミたくなった。
そして先週も長々と述べたロードフィレール。目の負傷が思ったより回復に時間がかかりそうで、間違いなく年内の復帰は不可能。百日草特別に出られていれば勝てたかもしれない、そしたらG1に出られていたかもしれない……そんな悔しさが浮かぶが、「レースに出ない、出られない時点でそれは既に敗者である」というのは代表が普段から主張している事なので、受け止める他ない。
最後はこれよりも酷い事で、まだ1歳の出資馬が、両前肢に種子骨炎と繋靭帯炎を仲良く併発するというものだ。しかも血統も良い馬だけに期待していた上に、入厩予定はデビューの早い門別、そうとなればこの怪我は痛恨で、ショックは尋常ではなかった。どのくらいかと言うと、未出走でファンド解散さえ脳内に浮かんで出資契約における規約を読み返したほど。
こんな感じで辛い事ばかりだが、今思えば夏は好調だった。6月末からの2ヶ月半で中央は22戦して【7-3-2-1-2-7】。約1/3で勝っているし約2/3で掲示板だ。ここ1ヶ月では【2-1-0-2-0-5】と、違いが明らか。早くこの流れを抜け出して、少しでもアクシデントや人気を裏切る負けが減ってほしい。
流れの悪さは馬券もそうだ。直近でマトモなものを当てた記憶がない。代表は不定期で収支計算をしているのだが、ここ暫くのを計算するのが億劫になるレベルだ。中央も南関も門別も佐賀も他地方の重賞も海外も全く当たらない。ろくに当たらないのでバイト代がほぼ全て相殺されてるのではないかとさえ思ってる。
そんな中、今週のエリザベス女王杯はこれまた代表の予想が当たった記憶がない、相性の悪いレースだ。タチが悪いのは、穴党なのに荒れがちなこのレースの予想が当てられない点。今年、この企画くらいは、メンバーの力を借りて当てたいものだ。
本命はココナッツブラウン。メンバーの総合的な支持が一番高かった馬にした。安定感があり、距離延長の前走も牡馬に混じって2着に追い込んできた。京都外回りでも実績があり、混戦を一気の末脚で断ち切る姿は期待できそうだ。
対抗はヴェルミセル。前走を評価するメンバーが多かった。なんとサークル内での予想でも対抗にあげたメンバーは2人いた。また、過去5年の人気薄の好走例を見ると、前走上がり3ハロンが3位以内という点で共通していた。
今回の人気薄のメンバーでそれに該当するのはこの馬だけ。大荒れもあると見る。単穴にはパラディレーヌ。前走の秋華賞の際に、ローズSは度外視して良いと書いたが、その通りしっかり追い込んできた。内容も、前2頭が粘る中で4着以下を離して3着に来ており、評価できる。
次は連下の3頭。レガレイラは去年の印象がマイナスだが、実績で言えばトップ。復帰2戦目の前走も勝っており、順当に決まるならこの馬は来るだろう。
セキトバイーストはピンキリな戦績だが、人気薄の今回が狙い目と見る。距離は課題だが、3着に入ったローズSでも同じ事は言われていた。前走は前崩れの展開で度外視したい。前が残る展開ならある。
リンクスティップは今回も存在感を見せているクリスチャン・デムーロに期待したいと副代表。前走のように揉まれない外枠もプラスと見る。
券種:馬連
方式:一頭軸流し
買い目:13-1、7、8、10、16
各2000円で5点

■選択レース:福島11R 福島民友カップの予想
◎サンライズアリオン
この馬は、まだ条件馬だった2年半近く前から気にかけている。というのも、とある縁でこの馬の生産牧場を見学させてもらった事があり、めっちゃがっついてくるテイエムスパーダの母にニンジンをあげた経験もあるのだが、その際に名前が挙がったのがこの馬だった。
スタートのアクシデントで終わった前走は度外視して問題ないだろう。去年2着、今年も同舞台の吾妻小富士Sで2着と、コース相性は良い。立て直しに期待。
(文●九大競馬サークル代表)
【了】
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