全国の大学競馬サークルが予想力を競う「学生馬券王決定戦」が、いよいよ開幕！第1戦は秋華賞。注目は、オークス馬カムニャックを巡る評価の違い。多くのサークルが本命視する一方で、京都大学はテレサを本命に抜擢するなど、早くも予想スタイルの違いが際立つ初戦となった。見事的中させるチームは現れるか？今回は北海道大学競馬同好会の予想。

■北海道大学競馬同好会

秋華賞の予想

◎カムニャック
○ジョスラン
▲ヴーレヴー
△ダノンフェアレディ
△テレサ
△マピュース

　京都競馬場は開幕3周目、引き続きAコース使用。小雨の予想があるため、良〜稍重を想定。

　本命はカムニャックへ。前走のローズSでは、1000m通過56.8のハイペースを6.7番手から追走。4角で煽られる不利があるも、外から鋭く伸びて他馬を完封。着差以上の強さと言えるだろう。

　4勝中3勝を左回りで挙げているが、レース内容からして右回りは大丈夫だろう。懸念点を挙げるならば、8枠に入ってしまったことだろうか。

　対抗はジョスランへ。前走は内伸びな馬場であったが、外から鋭く伸びて僅差の2着。初の2000mであったが、問題はなさそう。素直にレース内容を評価したい。懸念点は、紫苑Sのメンバーレベルに疑問が残る点や、テン乗りだろうか。

　単穴はヴーレヴーへ。弊会は穴でこの馬が面白いと考えている。まずは血統。父サトノクラウン、母父マンハッタンカフェと、京都コース、荒れた馬場の両方への適正が見込める。

　母の兄弟には、シルバーステートを始め2000m前後の活躍馬多数。前走も距離延長で6着まで来ているし、更に200m延長、叩いて上昇も見込める。懸念は力関係と、テン乗りだろうか。

　連下には、ダノンフェアレディ、テレサ、マピュースの3頭。しかし、消去法に近く消極的である。エンブロイダリーに関しては、桜花賞の素晴らしい騎乗や、父アドマイヤマーズから距離の不安がある。また、オッズ妙味も薄いと判断。来たら仕方ない。

　以上を踏まえて、弊会としてはカムニャック以外は強く推せない予想。8枠に関しては、むしろオッズ妙味が増したと判断。

　ケリフレッドアスクがハイペースで逃げる様なら、2015年に18番枠から勝利したミッキークイーンの再現もあり得る。よって、馬単で勝負。

券種：馬単
方式：1着流し
17→1.3.8.9.12 各2000円ずつ。

選択レース：京都7Rの予想

◎ララアヴリル
　前走はこれまで着用していたブリンカーを外して4着。今回鞍上の団野Jのコメント通り、スタートからスイスイ進んだ2走前と比べて進みが悪かった。

　今回ブリンカー再着用で見直し。去勢後は成績が安定しており、3走前を除くと全て掲示板内。

　その3走前もハナを切って飛ばして最初の3Fを12.2-10.9-11.6で入ったが、坂で10秒台を出してしまった分、最後に止まってしまった敗戦。

　この内容なら、ある程度は度外視できそうだ。調教も古馬3勝馬相手にしっかり動いており、デキは良好。右回りも良いだろう。

（文●北海道大学競馬同好会）

【了】

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