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“相馬眼”金子真人オーナー獲得賞金ランキング【第6位】天は二物を与えた!強く正しく美しく

text by 中西友馬

株式会社図研の代表取締役会長・金子真人氏。馬主としても相馬眼を持っていることで知られている。これまで数々の大記録を打ち立て、2025年7月現在、G1級競走で勝利を挙げた所有馬は18頭にのぼる。今回は金子真人名義と金子真人ホールディングス(株)名義で所有してきた競走馬を、獲得賞金のランキング形式で振り返る。今回は第6位。

2021年桜花賞を制したソダシ
2021年桜花賞を制したソダシ

第6位 ソダシ(6億2923万4000円)

性別:牝馬
戦績:16戦7勝【7-2-2-5】
主な勝ち鞍:ヴィクトリアマイル(2022年)

 第6位にランクインしたのは、「純白の女王」ソダシ。

 白毛馬の歴史を数々塗り替えたソダシであるが、この馬も父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハ、母の母シラユキヒメが全て金子真人オーナー所有馬であるという、いわゆるダビスタ配合。

 白毛馬の祖とも言えるシラユキヒメを引き当てるあたりも、豪運と言うべきなのか、類い稀なる相馬眼の持ち主と言うべきなのか。

 それまでダートでの活躍馬が多い印象だったシラユキヒメ一族だが、この馬は芝でG1・3勝。しかも桜花賞では、1分31秒1のコースレコードで勝利しており、芝でもトップクラスのスピードを示していた。

 さらには、全妹のママコチャがスプリンターズSを制し、半妹のマルガ(父モーリス)は先日の新馬戦をレコード勝ち。母ブチコの子どもたちは、芝向きの軽い走りを見せており、これまでのシラユキヒメ一族とは一線を画している。

 ソダシに関しては、2歳時のアルテミスSで野芝の高速馬場にアッサリと対応した姿を見たときに、白毛馬にとんでもない逸材が現れたと思ったものである。

 そして今年、ソダシの初仔となる牝馬(父イクイノックス)が誕生。気になる毛色は、白毛ではなく黒鹿毛であった。

【了】

(文●中西友馬)

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