ヤバすぎて笑えない…?100万円超馬券を当てた競馬芸人(3)コンビ揃ってヤバい…超難解の桜花賞ドンピシャ
競馬ファンなら一度は夢見る「100万円超えの払い戻し」。単なる運だけで届く世界ではなく、展開予想や買い目、そして勝負勘が噛み合って到達できる。芸人たちの予想は、お笑いの一部として見られがちだが、その中にはプロ顔負けの的中劇がある。今回は、そんな競馬芸人から5人を選出。それぞれの当て方に注目し紹介していく。今回は3人目。
③てつじ(シャンプーハット)
続いて紹介するのは、毎週土曜日の深夜に放送中の『うまんちゅ』に出演している、てつじ(シャンプーハット)。
関西テレビ制作で、主に関西圏での放送となっているため、関東圏の競馬ファンにはあまり馴染みのない番組かもしれないが、相方の恋さんも競馬好きで知られており、関西圏ではシャンプーハットとして、競馬番組以外にも数多く出演している。
そんなシャンプーハットてつじの高額払い戻しとして有名なのは、2008年の桜花賞。戦前の人気は、阪神JF勝ち馬・トールポピー、クイーンC勝ち馬・リトルアマポーラ、ファンタジーS勝ち馬・オディールによる3強対決の様相。
単勝10倍を切るのはこの3頭のみというオッズであった。そんな中、てつじの本命は5番人気(単勝オッズ10.8倍)のソーマジック。桜花賞トライアルのアネモネSの勝ち馬ながら、上位人気3頭とは少し離れた5番人気となっていた。
そして結果は、12番人気(単勝オッズ43.4倍)のレジネッタが勝利。2着に15番人気(単勝オッズ94.3倍)のエフティマイアが続き、そして3着にてつじの本命であるソーマジックが入った。12番人気→15番人気→5番人気の入線順で、3連単の払い戻しは700万2920円。
これを、3連単1頭軸マルチ相手7頭の計126点×100円で仕留めたてつじ。本命のソーマジックを軸にした3連単マルチを選択した券種のチョイスもさることながら、相手7頭の中に12番人気と15番人気を入れているあたり、さすがといった印象だ。
買い目は当時出演していた「サタうま!」の中で予想を発表しており、700万超の払い戻しを受け取りに行く様子も番組の中で放送された。
てつじはこの予想の根拠として、「ソーマジックはなんとなく穴の香りがした」と回顧、相手7頭に関しては、「外から差し込んでくるイメージがあった」と外枠の馬を中心に選んだとのことであった。
ちなみに相方の恋さんも、WIN5で100万超の配当を複数回的中させており、この2人の予想には今後も注目していきたい。
【了】
(文●中西友馬)
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