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フレンチデピュティ産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第5位】男勝りの芦毛娘…!母としても抜群の存在感

text by TOM

1997年にアメリカで種牡馬入りし、2001年に日本へ輸入されたフレンチデピュティ。計23年間、種牡馬として活躍した。04年にはJRAファーストシーズンリーディングサイアーの座にも輝き、国内ではG1馬を6頭輩出。今回は、そんな名種牡馬フレンチデピュティの産駒から、獲得賞金順にトップ10を紹介する。今回は第5位。

2010年日経新春杯を制したメイショウベルーガ
2010年日経新春杯を制したメイショウベルーガ

5位 メイショウベルーガ(3億3,084万6,000円)

性別:牝馬
戦績:35戦7勝 [7-3-6-19]
主な勝ち鞍:10年日経新春杯(G2)、京都大賞典(G2)

 日経新春杯と京都大賞典の2つのG2競走を制したほか、2010年のエリザベス女王杯でも2着に好走し、生涯で3億3000万円超を稼ぎ出した芦毛の牝馬メイショウベルーガが、トップ5に名を連ねた。

 休養明けの一戦だったことや、まだ力が尽き切っていなかったため、6着に敗れた準オープンの飛鳥Sと、強力メンバーが相手だった10年の天皇賞(春)で10着だった以外、09年のエリザベス女王杯でも5着に食い込むなど、京都の芝外回りで【4、2、0、1】と無類の強さをみせたメイショウベルーガ。当該レースで獲得した賞金額は約2億1650万円で、生涯獲得賞金額の65%を占めた。

 3歳の年初にデビューしたメイショウベルーガは、序盤戦では下級条件でも苦しんでいたものの、フローラSで4着、ローズSで5着に入るなど、この年は11戦して3勝、4613万円ほどを稼いだ。

 4歳時のメイショウベルーガは、はじめの10戦は条件クラスでの戦いを強いられたが、得意舞台で行われた11戦目に準オープンの古都Sを制すと、同条件のエリザベス女王杯で5着に好走。年末開催だった愛知杯でも3着に入り、この年は約7404万円の賞金獲得に成功した。

 本格化した5歳時には、G2を2勝し、G1のエリザベス女王杯で2着に好走するなど1億8443万円ほどを加算。競走生活を引退した後は、弥生賞勝ちのメイショウテンゲンら2頭の重賞ウイナーを輩出するなど母としても存在感を示した。

【了】

(文●TOM)

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