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【札幌記念 ライター予想】(5)~穴馬ハンター~ 中西友馬の予想

text by 小早川涼風

今週末は、真夏のスーパーGⅡ「札幌記念」が開催されます。本記事では、競馬チャンネルのライター陣がそれぞれの視点で印を打ち、渾身の見解を披露します。果たして、彼らが「◎」を託したのはどの馬なのか……。本命党から穴党まで、個性あふれる予想が満載です。どうぞ最後までご覧ください。今回は中西友馬の予想です。

2025年中山金杯を制した時のアルナシーム
2025年中山金杯を制した時のアルナシーム

~穴馬ハンター~ 中西友馬の予想

◎アルナシーム
○ステレンボッシュ
▲ココナッツブラウン
△ホウオウビスケッツ
△ショウナンアデイブ
△ケイアイセナ

今週は、夏競馬で唯一のG2となる札幌記念。正直、例年と比較すると若干小粒な印象を受けるメンバー構成である点は否めないが、予想のしがいがある混戦模様となっており、馬券的には面白い。

2011年以降の札幌記念を振り返ってみると、14回のうち2分切りだったレースが6回。残り8回は2分以上かかっている。もちろん、今年がどちらのパターンになるかはレースが終わるまで分からないが、先週の1勝クラスが2分01秒0だったことを考えると、良馬場であれば2分切りの可能性が高いと考えている。

そして、2分切りだった年の勝ち馬は、ノースブリッジ、ソダシ、ノームコア、ディサイファ、ハープスター、フミノイマージンの6頭。この馬たちの共通点は、芝千八以下の重賞勝ちがあること。時計が速い年は、明らかにスピードタイプの馬が活躍していることが分かる。

今年の出走馬の中で、これに該当するのは2頭のみ。素直に考えれば、桜花賞馬のステレンボッシュが本命となるが、ここ2走の負け方がどうも解せない。今回はテン乗りである上に人気妙味はないタイプ。実績は認めても、対抗評価までとした。

本命は、もう1頭の該当馬である中京記念覇者アルナシーム。前走の函館記念も、59キロのトップハンデを背負いながら終い差を詰めての6着。年齢を重ねて気性面の不安がなくなり、力を発揮できるようになってきた。例年の札幌記念であれば敷居が高い印象の馬であるが、今年のメンバーであれば十分通用するとみている。

3番手評価には、クイーンSで絶望的な位置から際どく追い詰めたココナッツブラウン。以下、毎日王冠2着のホウオウビスケッツ、小倉大賞典2着のショウナンアデイブ、前走巴賞勝ちのケイアイセナまで、千八実績を重視して印を回した。

【了】

(文●中西友馬)

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