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金子真人オーナーの最強馬は?獲得賞金ランキング【第4位】神がかり的な引きの強さ…金子真人オーナーの原点

text by 中西友馬

株式会社図研の代表取締役会長・金子真人氏。馬主としても相馬眼を持っていることで知られている。これまで数々の大記録を打ち立て、2025年7月現在、G1級競走で勝利を挙げた所有馬は18頭にのぼる。今回は金子真人名義と金子真人ホールディングス(株)名義で所有してきた競走馬を、獲得賞金のランキング形式で振り返る。今回は第4位。

2001年安田記念を制したブラックホーク
2001年安田記念を制したブラックホーク

第4位 ブラックホーク(6億5267万円)

性別:牡馬
戦績:28戦9勝【9-8-6-5】
主な勝ち鞍:安田記念(2001年)

 第4位にランクインしたのは、金子オーナーに初めてのG1勝利をプレゼントしたブラックホーク。

 1994年生まれと、今回ランクインした10頭の中で一番古い時期に現役時代を過ごした馬である。レースごとの賞金は年を経るにつれて増額しているため、一般的には現在に近い馬のほうが上位にランクインしやすい。その中で4位にランクインしているという結果は、この馬がいかに活躍を果たしたかを表している。

 芝の短距離〜マイル戦線で活躍を果たし、G1・2勝を含む重賞5勝。その実績もさることながら、重賞での2着が6回、3着が5回というのも、賞金の上積みに大きく貢献している。
結果的に引退レースとなった7歳(現6歳)の安田記念では、道中後方待機策から上がり最速タイの末脚で差し切って勝利した。

 引退理由こそ骨膜炎によるものであったが、オープンクラスに上がってからは怪我や長い休養もなく、コンスタントにレースに出走。【9-8-6-5】という戦績が示すように、追い込み脚質ながら末脚不発が少なく、大敗はあまりなかった。

 芝中長距離と比較して、レースごとの賞金はあまり高くない芝短距離〜マイル路線。その中でも、コツコツと賞金を積み重ねての4位であった。

【了】

(文●中西友馬)

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