“相馬眼”金子真人オーナー獲得賞金ランキング【第8位】牝馬相手に負けない!ターフを華麗に舞ったアカイトリ
株式会社図研の代表取締役会長・金子真人氏。馬主としても相馬眼を持っていることで知られている。これまで数々の大記録を打ち立て、2025年7月現在、G1級競走で勝利を挙げた所有馬は18頭にのぼる。今回は金子真人名義と金子真人ホールディングス(株)名義で所有してきた競走馬を、獲得賞金のランキング形式で振り返る。今回は第8位。
第8位 アパパネ(5億5859万2000円)
性別:牝馬
戦績:19戦7勝【7-1-3-8】
主な勝ち鞍:牝馬三冠(2010年)
第8位にランクインしたのは、牝馬三冠・アパパネ。
牝馬三冠を達成した上に、G1・5勝を挙げながら8位というのは物足りない気もするが、それだけ金子真人オーナーの活躍馬が多いということ。
それでも、実績的にはもっと上にランクインしても良さそうではあるが、G1・5勝が全て牝馬限定戦。この当時は、牝馬限定戦や世代限定戦の賞金が今ほど高くなく、今の賞金とのギャップが大きいレースであることが影響している。
それにしても、ディープインパクトで牡馬クラシック三冠、アパパネで牝馬三冠を達成した金子真人オーナー。今さらながら、改めて凄さを感じる。
そしてアパパネといえばやはり、JRAのG1で史上初の同着となったオークス。横山典弘騎手騎乗のサンテミリオンとの激しいデッドヒートの末、同着ながら蛯名騎手騎乗のアパパネは2冠を達成した。
ちなみにこのアパパネも、父キングカメハメハと母ソルティビッドともに金子真人オーナー所有の馬。さらにアパパネは現役引退後、同じく金子真人オーナー所有である三冠馬ディープインパクトとの豪華な配合でアカイトリノムスメを輩出。
いかにもアパパネからイメージした馬名である「アパパネの娘」は秋華賞を制覇し、アパパネはG1馬の母となった。
【了】
(文●中西友馬)
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