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【アイビスSD ライター予想】(2)~道産子“穴”リスト~ 小早川涼風の予想

text by 中西友馬

今週末は、夏の新潟競馬名物「アイビスサマーダッシュ」が開催されます。本記事では、競馬チャンネルのライター陣がそれぞれの視点で印を打ち、渾身の見解を披露します。果たして、彼らが「◎」を託したのはどの馬なのか……。本命党から穴党まで、個性あふれる予想が満載です。どうぞ最後までご覧ください。今回は~道産子“穴”リスト~小早川涼風の予想です。

2022年CBC賞を制したテイエムスパーダ
2022年CBC賞を制したテイエムスパーダ

~道産子“穴”リスト~ 小早川涼風の予想

◎テイエムスパーダ
〇モズメイメイ
▲クムシラコ
△ピューロマジック
△ブーケファロス
△デュガ

夏競馬の名物であるアイビスサマーダッシュ。幼少期の頃は千直競馬の迫力を感じる大好きなレースだったが、馬券を買うようになってからはさっぱり当たらない苦手条件になってしまった。

なかでも18頭立て16番人気のレジェーロから行って、クビ差の4着に泣いた2022年は流石にがっくり来た。「好きこそものの上手なれ」ということわざはあるが、競馬に関してはそううまくいかないのが苦しいところ。今年こそ美味しい思いをしたいものである。

このレースはやはり前走同条件の馬が強く、過去10年で【5-7-1-38】と5勝。うち韋駄天Sからの転戦組は4勝を挙げている。こうなれば、絶好の7枠を引いた同レースの勝ち馬、テイエムスパーダを本命に推さないわけにはいかない。積極的な競馬をして勝ち切った前走の内容はベスト。かつての芝1200m日本レコードホルダーが持っているスピードは今回の出走メンバーの中でも群を抜いている。スタートさえ決めてしまえば押し切れる力はあるはずだ。

対抗には大外を引いたモズメイメイ。大外は【0-1-0-8】と相性は良くないが、調教の動きがかなり良く、確実に前走以上の仕上がりと見る。手綱を取る若手のホープ高杉騎手は、直線で詰まって負けた北九州記念の無念を挽回するチャンスだ。

内枠でもマークしたいのがクムシラコ。レジェーロが4着に敗れた年の勝ち馬であるビリーバーの妹だ。千直の勝利実績は3勝とメンバー中最多で、兄同様この舞台は得意としている。レース史上初となるきょうだい制覇を決めてしまってもいい。以降、復調の気配が見えつつあるデュガ、ブーケファロスも抑える。人気予想のピューロマジックは前走の出負けに内枠、鞍上が久々の千直騎乗ということを懸念し△まで。

【了】

(文●小早川涼風)

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