今週末は、夏の新潟競馬名物「アイビスサマーダッシュ」が開催されます。本記事では、競馬チャンネルのライター陣がそれぞれの視点で印を打ち、渾身の見解を披露します。果たして、彼らが「◎」を託したのはどの馬なのか……。本命党から穴党まで、個性あふれる予想が満載です。どうぞ最後までご覧ください。今回は中西友馬の予想です。

中西友馬の予想

◎ニシノトキメキ
〇テイエムスパーダ
▲モズメイメイ
△ブーケファロス
△カルロヴェローチェ
△デュガ

アイビスサマーダッシュと言えば、予想する上で最も重要なファクターとなるのが枠順。実際に過去10年で見ると、8枠が最多の4勝。1〜4枠の勝利は、2勝にとどまっている。

とはいえ、千直で外枠が有利などということは、競馬ファンなら誰もが知るところ。外枠から馬券が売れることは明らかで、外枠中心は揺るぎないにしても、オッズとのバランスを考えながら予想を組み立てていく必要がある。

前置きが長くなったが、本命はニシノトキメキ。なにより前走の内容が圧巻であった。6枠12番からのスタートながら、テンのダッシュ力の違いで1F行かないうちに外ラチ沿いを取りきる圧倒的なスピード。そのまま先頭を譲ることなく、ラスト1Fも11秒1でまとめて後続を4馬身突き離してみせた。

もちろんこれは1勝クラスでのもので、重賞の今回は今村聖奈騎手による減量もない。2階級上のクラスの馬相手にハナを奪えるかも未知数であるし、時計も開幕週のもので手放しで信頼できるものかどうかも微妙な部分はある。

それを差し引いても、初の千直で54秒6という時計を出すのは、並大抵の馬ではできないことであろう。オッズ面にも妙味を感じられる中枠を引いたこともあり、2勝クラスのこの馬を思い切って狙ってみることとする。

相手筆頭は、それこそ今村聖奈騎手とのコンビで重賞制覇の経験があるテイエムスパーダ。以下も、近況には目をつぶり、素直に外枠中心に印を回した。

【了】

（文●中西友馬）

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