セレクトセール1歳部門 落札額ランキング【第8位 】日本競馬界随一の“引きの強さ”を誇る金子氏が落札
セレクトセール2025の1歳馬部門は、227頭が上場された。売却総額155億4600万円と、主取りが2頭のみで99.1%だった売却率はともに過去最高を記録。1憶円以上の落札馬は42頭に及び、大盛況に終わったセレクトセール2025・1歳部門における落札額(税抜)をランキング形式で紹介する。今回は第8位。
【第8位】サザンスターズの2024(2億7000万円)
金子真人ホールディングス(株)によって2億7000万円で落札された牡馬のサザンスターズの2024(牡、父キタサンブラック)が8位にランクインした。
7000万円からスタートし、8000万、9000万と矢継ぎ早に声がかかると、開始わずか1分も満たないうちに1億円に到達。さらに声が上がり続け、早々と2億円に達した頃に競りの動きが鈍ったが、2億6000万円となり、2億7000万円に達したところで、ハンマーが落とされた。
母のサザンスターズは、2022年に桜花賞とオークスの牝馬2冠スターズオンアース(父ドゥラメンテ)を輩出。さらに祖母は社台ファーム自慢の超良血馬スタセリタで、17年のオークス勝ち馬のソウルスターリング(父Frankel)を産み、自身も欧米で走って仏オークスほかG1を6勝した。
G1を7勝し、種牡馬としても大成功しているキタサンブラックとの配合ではアウトブリードとなり、欧米の血が融合した底力溢れる期待の鹿毛馬である。
本馬を購入した馬主の金子真人ホールディングス(株)は、今年のオークスを制したカムニャックや23年のスプリンターズS勝ちのママコチャ、22年のジャパンダートダービーを優勝するなど交流重賞を3勝、今年の帝王賞でも3着に好走したノットゥルノらを所有している。
【了】
(文●TOM)
【関連記事】
・セレクトセール1歳部門 落札額ランキング【1~10位 全紹介】
・セレクトセール1歳部門 落札額ランキング【第1位】
・セレクトセール1歳部門 落札額ランキング【第2位】