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フレンチデピュティ産駒最強馬は?獲得賞金ランク【第9位】とんでもない数字…古豪が叩き出した脅威のデータ

text by TOM

1997年にアメリカで種牡馬入りし、2001年に日本へ輸入されたフレンチデピュティ。計23年間、種牡馬として活躍した。04年にはJRAファーストシーズンリーディングサイアーの座にも輝き、国内ではG1馬を6頭輩出。今回は、そんな名種牡馬フレンチデピュティの産駒から、獲得賞金順にトップ10を紹介する。今回は第9位。

2011年津軽海峡特別を制したエアウルフ
2011年津軽海峡特別を制したエアウルフ

9位 エアウルフ(2億1,932万5,000円)

性別:牡馬
戦績:40戦6勝 [6-12-9-13]
主な勝ち鞍:13年ポラリスS(OP)

 9位にランクインしたエアウルフは、生涯40戦のうち、芝のレースで走ったのは準オープンの漁火S(3着)のみだった。39戦をダートで戦い抜き、さらにそのうち35戦が1400m戦から1700mという舞台で活躍した。

 そして、2歳から8歳まで息長くタフに走った中で、5歳時の夏に準オープンを勝つまでほぼ条件クラスでの戦いとなった。6歳からは堂々OP馬として実績を残したが、OPもポラリスSで勝利を収めたのみ。重賞挑戦も6歳7月のプロキオンS(4着)わずか1戦だけという戦績だった。

 しかし、OP競走で2着5回、3着3回など、通算の勝ち鞍が6つながら、条件クラスも含めると、2着に入ること12回、3着にも9回入り、複勝率は67.5%という驚異的な数字を残した。生涯に渡って常に安定した走りを続けたエアウルフは、気づけば引退までに獲得賞金は2億円2000万円弱になっていた。

 エアウルフは、2歳の11月にデビューすると無傷の2連勝を飾り、1400万円を手にした。ところが3歳を迎え、古馬と混合になるまでの初夏までの間にOPレースを勝ち切ることができず、その後は長期に渡って条件クラスでの賞金加算生活となった。

 それでも堅実な成績を残し続け、4歳時に6055万円、5歳時には3986万円をそれぞれ獲得。OPクラスに昇級した6歳時にも、それまでとまったく変わらぬ安定感を発揮して、4193万円ほどを加えた。ラストイヤーとなった8歳時の春を迎えても、ダート1400mのOP競走で3、2、3、5着と好走を繰り返し、約2133万円を稼ぎ出すなど古豪健在をアピールした。

【了】

(文●TOM)

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