【POG 2025-2026】「本気の推しはこの馬」(5)全兄は重賞5勝!スプリント~マイルで要注目
今年もPOG開幕のシーズンがやってきた。この時期は全国のPOGファンは居ても立っても居られないだろう。本記事では、競馬チャンネルのライター陣に集結してもらい、それぞれが渾身の“推し馬”を1頭のみ紹介し、見解を語り尽くす。血統か、厩舎か、それともロマンか──。心を動かされる1頭が、きっとここにいるはず。今回は5人目の推し馬。
⑤小早川涼風の推し馬
トウシンラヴ
父 | ビッグアーサー | |
母 | ユキノマーメイド | |
母の父 | スペシャルウィーク | |
生年月日 | 2023年5月10日 | |
性別 | 牝 | |
毛色 | 栗毛 | |
調教師 | 【美浦】高柳瑞樹 | |
馬主 | サトー | |
生産者 | 服部牧場 |
私が推すのはトウシンラヴである。全兄に重賞5勝馬のトウシンマカオを持ち、半兄にもOP馬のベステンダンクがいる良血馬だが、彼女を推す理由はそれだけではない。
1歳時から吉澤ステーブルで馴致をされてきた同馬。育成場からのコメントも「これまでのマカオ下の中でも1番兄に似ている」と、彼女への期待を窺えるものが出されているのが私の中で大きな決め手となった。
彼女の全兄であるトウシンマカオは古馬になってからの活躍が記憶に新しい方も多いと思うが、実は早い時期から2歳の重賞戦線に顔を出していた馬。夏の新潟でデビュー勝ちを飾った後は秋の京王杯2歳Sで2着となり、翌春のファルコンSでは1番人気にも支持された。となると、妹であるトウシンラヴも早い時期からバンバン好走してくれそうな予感がある。
朝日杯FSやNHKマイルCはやや長かった兄だが、マイルは成長次第でこなせる範囲のはず。育成場からも「馬体のバランスからまだまだ良くなる余地を残している」としながらも、「調教で見せるフットワークに素質の高さを感じる」という、非常に伸びしろを感じさせる言葉が多い。
ということで、早い時期から賞金を稼いでくれそうかつ、成長次第では来年の桜花賞やNHKマイルCでも勝負になりそうな彼女を「推して」みたいと思う。クラブ馬の良血にPOGなどで指名が集中するようであれば、是非一本釣りでトウシンラヴを狙ってみてはいかがだろうか。
(文●小早川涼風)
【了】
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