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【POG 2025-2026】本気の推しはこの馬(3)阪神JF、桜花賞を狙える?超マイラー血統の牝馬

text by 中西友馬

今年もPOG開幕のシーズンがやってきた。この時期は全国のPOGファンは居ても立っても居られないだろう。本記事では、競馬チャンネルのライター陣に集結してもらい、それぞれが渾身の“推し馬”を1頭のみ紹介し、見解を語り尽くす。血統か、厩舎か、それともロマンか──。心を動かされる1頭が、きっとここにいるはず。今回は3人目の推し馬。

③中西友馬の推し馬

エコールナヴァール

2019年NHKマイルCを制したアドマイヤマーズ
2019年NHKマイルCを制したアドマイヤマーズ

アドマイヤマーズ
ジューヌエコール
母の父 クロフネ
生年月日 2023年1月18日
性別 牝馬
毛色 鹿毛
調教師 【美浦】森一誠
馬主 サンデーレーシング
生産者 ノーザンファーム

 13年連続リーディングサイアー獲得のサンデーサイレンス時代が終わり、11年連続リーディングサイアー獲得のディープインパクト時代も終焉。そして、2023年に新王座についたドゥラメンテも早逝となると、現在POGを考える上で核となる種牡馬は不在。どこからでも狙えるという、ある意味ものすごく面白い時代を迎えている。

 推奨馬の父は、昨年の新種牡馬ランキングでサートゥルナーリア、ナダルに次いで第3位に輝いたアドマイヤマーズ。そして母は、デイリー杯2歳Sなど重賞2勝のジューヌエコール。兄姉は未だ勝利がないが、父アドマイヤマーズ、母父クロフネというのは、今年の桜花賞を制したエンブロイダリーと同じ血統構成。

 さらには、開業から9ヶ月の重賞初出走で初制覇、開業から1年1ヶ月のG1初出走で初制覇と、まさに大暴れの森一誠厩舎所属。これまたエンブロイダリーと同じで、3回東京デビュー予定まで一致しているというリンクぶり。あまりにバレすぎていて推奨するのも憚られるぐらいだが、走る可能性が一番高いと思う馬を紹介するのは当然。

 父アドマイヤマーズも母ジューヌエコールもマイルを主戦場としており、近親には安田記念連覇のソングラインがいる血統なら、やはり想定される距離適性はマイル前後。兄と姉はダートにも出走しているが、アドマイヤマーズ産駒は圧倒的に芝向き。

 ダービーまでをPOG期間と考えると、阪神JF、桜花賞、NHKマイルCを狙える牝馬の芝マイラーはPOG的に期待値高めで、外せない1頭となってくるだろう。

(文●中西友馬

【了】

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