【POG 2025-2026】「本気の“推し”はこの馬」(1)6月8日東京5Rに出走予定の超良血馬
今年もPOG開幕のシーズンがやってきた。この時期は全国のPOGファンは居ても立っても居られないだろう。本記事では、競馬チャンネルのライター陣に集結してもらい、それぞれが渾身の“推し馬”を1頭のみ紹介し、見解を語り尽くす。血統か、厩舎か、それともロマンか──。心を動かされる1頭が、きっとここにいるはず。今回は1人目の推し馬。
①鈴木ユウヤの推し馬
アウダーシア
父 | キズナ | |
母 | リリーノーブル | |
母の父 | ルーラーシップ | |
生年月日 | 2023年2月19日 | |
性別 | 牝馬 | |
毛色 | 黒鹿毛 | |
調教師 | 【美浦】手塚貴久 | |
馬主 | サンデーレーシング | |
生産者 | ノーザンファーム |
「オッズ」という媒介がある馬券と、純粋に稼ぐ馬(≒強い馬)を見つければいいPOGではゲーム性の前提が全く異なる。「POGに穴は要らない」が持論で、ベタでもノーザンファーム産の良血馬、各種媒体で取り上げられている前評判が高い馬を指名したい。
もうひとつ重要なポイントが「早期デビューできるか」。現3歳世代のJRAにおける平均獲得賞金は402万円(※5月9日現在。未出走馬除く)。そのなかで「ノーザンファーム産の6月デビュー馬」は同2272万円と圧倒的だ。6月初週デビューのエンブロイダリーが桜花賞を制し、翌週の東京芝1800mで新馬戦を勝ったクロワデュノールがホープフルS制覇、皐月賞でも2着に入った。勝ち上がり率は75%を超えており、仮に当初の期待ほど走れなくても、なんだかんだでひとつは勝ってくれる。
既にゲート試験に合格し、6月デビューが示唆される中からアウダーシア(父キズナ×母リリーノーブル)をピックアップ。母はキャリア6戦で無冠のまま引退したが、阪神JF2着、桜花賞3着、オークス2着とクラシックで活躍した。同期にラッキーライラック、アーモンドアイという2頭の怪物がおり、いわば生まれた世代が悪かった。その初仔・デンクマール(父モーリス)は2戦2勝。ひいらぎ賞を1:32.4の2歳レコードで制し、のちにNZTを勝つイミグラントソングを破った素質馬だ。父が変わってこちらは2400mまで対応できそう。ダービー候補として期待をかける。
(文●鈴木ユウヤ)
【了】
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