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トニービン産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第7位】デザーモ騎手の手綱もすごい…強烈インパクトの名牝

text by TOM

アイルランド生まれのトニービンは、凱旋門賞を制すなどG1を6勝する活躍をみせた。日本で種牡馬入り後は、1994年にリーディングサイアーの座を獲得。サンデーサイレンス、ブライアンズタイムとともに種牡馬“御三家”の一頭として一時代を築いた。そんな名種牡馬トニービンの産駒トップ10を獲得賞金順に紹介する。今回は第7位。

2001年オークスを制した時のレディパステル
2001年オークスを制した時のレディパステル

7位 レディパステル(4億3,207万3,000円)

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性別:牝馬
戦績:21戦6勝 [6-6-5-4]
主な勝ち鞍:01年オークス(G1)
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 ケント・デザーモ騎手を背に62代目のオークス馬となったレディパステルが7位にランクインした。生涯21戦を駆け抜け、すべて5着以内の成績を残し、4億円超の賞金を稼ぎ出した。

 3歳1月にデビューしたレディパステルは、5戦目となる4月のミモザ賞を勝って2勝目を挙げる。2001年のこの年、はじめて日本での短期騎手免許を取得した名手K.デザーモが手綱をとってフローラSに挑戦。2着に入って2000万円強の賞金を手にし、本番への優先出走権を獲得した。

 単勝17.6倍の5番人気と期待値はそれほど高いものではなかったが、これが日本でのG1初勝利となった鞍上のデザーモ騎手に導かれ、直線で鋭く差し切り、賞金1億3000万円近くを手中に収めた。

 その後も堅実に走り、秋華賞で3着、エリザベス女王杯では4着と賞金を加算し、2億2880万円ほどを稼いで3歳シーズンを終えた。4歳となったレディパステルは、勝利は挙げられなかったが、6戦を消化しエリザベス女王杯で3着に入るなど、安定した走りで約7000万円の賞金を上乗せした。

 現役馬としてラストイヤーとなった5歳時には、中山牝馬Sと府中牝馬Sの2重賞を含む5戦2勝、2着2回の安定ぶりで1億3316万円を獲得して引退、繁殖入りを果たした。

【了】

(文●TOM

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