異次元の速さ…ヴィクトリアマイル走破タイムトップテン【第2位】ほぼ持ったまま…えげつない強さの最強馬
今年で20回目を迎える、古馬牝馬限定のG1「ヴィクトリアマイル」。マイル女王を決めるこの一戦では、多くの女傑たちが熾烈な争いを繰り広げてきた。その華麗で熱い歴史の中で、最速タイムを刻んだのはどの馬なのか?ランキング形式でじっくりと振り返っていく。今回は第2位。
2位: 1分30秒6
2020年 アーモンドアイ(天候:晴 馬場:良)
第2位は、2020年アーモンドアイが記録した1分30秒6だった。
2020年に勝ったアーモンドアイは、牝馬3冠、ジャパンC、天皇賞(秋)、ドバイターフと国内外でG1・6勝を挙げ、現役最強馬の称号を得た上で、牝馬限定のこの一戦に出走。圧巻の走りでG1・7勝目を挙げた。
スタートするとトロワゼトワルがハナをとり、コントラチェックが2番手につけた。そこにダノンファンタジーが追いかけ、サウンドキアラも絡み上がって行く。断然人気のアーモンドアイは好スタートから5、6番手につけた。2番人気プリモシーン、3番人気ラヴズオンリーユーはその後ろから、アーモンドアイを追った。
前半800mの通過が45秒6と、緩みのない流れになると、アーモンドアイはサウンドキアラの後ろ、外側のプレッシャーのかからない良いポジションで、リラックスして追走する。直線に入り、アーモンドアイは持ったまま、サウンドキアラとトロワゼトワルに並ぶ間もなく、そのまま交わしていく。結局、アーモンドアイはムチを使われることなく、後続を突き放して、先頭でゴール。現役最強馬が圧倒的な力を見せ、4馬身差の完勝。タイムは1分30秒6だった。
【了】
(文●目白明)
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