異次元の速さ…ヴィクトリアマイル走破タイムトップテン【第4位】衝撃記録の連発…7歳牝馬のG1連覇
今年で20回目を迎える、古馬牝馬限定のG1「ヴィクトリアマイル」。マイル女王を決めるこの一戦では、多くの女傑たちが熾烈な争いを繰り広げてきた。その華麗で熱い歴史の中で、最速タイムを刻んだのはどの馬なのか?ランキング形式でじっくりと振り返っていく。今回は第4位。
4位: 1分31秒5
2016年 ストレイトガール (天候:晴 馬場:良)
第4位は、2016年ストレイトガールが記録した1分31秒5だった。
ストレイトガールは、6位に続き2度目のランクインとなった。前年はスプリンターズSも制し、短距離界を牽引したが、その後は連敗を喫しての参戦で、7番人気に留まった。だが、G1馬7頭という豪華メンバーによる一戦で、見事連覇を達成した。
揃ったスタートからレッドリヴェールがハナに立ち、スマートレイアーが2番手につけた。連覇を狙うストレイトガールは11番手、その横にはクイーンズリングが並び、1馬身差で1番人気のミッキークイーン、その外に2番人気のショウナンパンドラが続いた。
前半800mの通過タイムは45秒7と、平均ペースで進むと、4コーナーでは、カフェブリリアントが先頭に立ち、迎えた最後の直線。
各馬が横に広がった所で、間から抜群の手応えで上がってきたストレイトガールは、大外からショウナンパンドラ、馬群の中からミッキークイーンが脚を伸ばしてくるが、残り200m手前で先頭に立つと、これに負けずに後続も懸命に脚を伸ばすが、ストレイトガールはこれらを尻目にゴールまで独走。人気馬2頭を圧倒して、前年に続く連覇を達成。7歳牝馬によるJRA・G1制覇は史上初の快挙となった。
【了】
(文●目白明)
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