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断トツの結果に驚き!24年“2歳”アーニング・インデックスランク【6位】 米国産の良血…ダート界での信頼は抜群

text by 小早川涼風

今年も次世代の馬たちによる戦いがいよいよ幕を開ける。新種牡馬の産駒や評判馬のデビュー戦が気になるところだが、2歳戦から活躍する種牡馬を知ることも重要だろう。そこで今回は2024年の2歳戦においてアーニングインデックスが高かった種牡馬をランキング形式で紹介し、産駒の傾向や特徴を見ていく。今回は第6位。

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アーニング・インデックス

アーニング・インデックスとは、種牡馬の成績を判定するひとつの目安値である。
「Average Earnings Index」を略して、AEIやEIと記述される。
出走馬1頭あたりの収得賞金の平均値を1.00として、数値が大きくなるほど産駒が多くの賞金を獲得していることを表す。結果は以下の数式で求められる。(今回は2歳戦のみが対象)
(産駒の総獲得賞金÷産駒の出走頭数)÷(出走馬の総獲得賞金÷総出走頭数)

※今回の記事では、出走頭数が30頭以下の種牡馬は対象外。またドゥラメンテは2024年がラストクロップのため、ランキングから除外しています。
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ヘニーヒューズ (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)
ヘニーヒューズ (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

6位 ヘニーヒューズ(1.54)

 ヘニーヒューズがアメリカで種牡馬生活を送っていた際、マル外として輸入された産駒のモーニンやアジアエクスプレスがG1級競走を制覇。前述の2頭は後継種牡馬としてスタッドインを果たしたが、彼らの活躍により日本へ輸入されたヘニーヒューズ自身も、まだまだ活躍馬を送り出している。

 産駒には晩成型が少なく、早い時期から活躍する馬が多い。加えてヘニーヒューズの優れた速力を受け継いでいるのか、スピードがモノを言うダートの短距離戦などでダッシュを決め、そのまま押し切るといったスタイルで好成績を収めている。

 こう見ると短距離型という印象を受けそうだが、実はマイル以上でも好走率は高く、複勝率は4割弱ある。ただ、短・中距離どちらでも先行できないと成績は落ちているため、良くも悪くもスタートが大きなカギを握っている産駒が多いかもしれない。

【了】

(文●小早川涼風

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