ブライアンズタイム産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第8位】男・藤田伸二を背に有馬獲り!名門のパイオニア
アメリカ生まれのブライアンズタイムは、フロリダダービーなどG1を2勝。日本で種牡馬入り後はサンデーサイレンスに阻まれ、リーディングサイアーの座には届かなかったが、日本ダービー馬を3頭、オークス馬を2頭輩出し、1995年から12年連続でトップ3入りした。そんな名種牡馬ブライアンズタイム産駒の獲得賞金トップ10を紹介する。今回は第8位。

8位 シルクジャスティス(4億5,797万円)
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性別:牡馬
戦績:27戦5勝 [5-3-3-16]
主な勝ち鞍:1997年有馬記念(G1)
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シルクジャスティスは、2歳時の1996年10月にデビュー。3歳の3月に初勝利を挙げるまで7戦を要し、なかなか勝ち上がることができなかった。しかし、後方待機からレース終盤に繰り出す末脚は強烈なものがあり、勝ち上がり後は、デビュー戦以来となった芝のG3・毎日杯で、3着に好走した。続く若草S(OP)、G3・京都4歳特別を持ち前の末脚発揮で連勝を飾り、日本ダービーにまで駒を進め、2着に食い込む健闘を見せた。
春だけで1億4000万円ほどの賞金を得たシルクジャスティス。秋は古馬相手の京都大賞典を制し、約6500万円を手にすると、G1の菊花賞とジャパンカップこそ5着だったものの、本賞金2440万円を上積みした。
3歳最後のレースとなった有馬記念ではマーベラスサンデーやエアグルーヴなど並み居る強豪をゴール前差し切りで下す大金星を挙げ、1億3549万円の賞金を手にした。この年は生涯獲得額の約8割にあたる3億6600万円ほどを稼いだ。またこの勝利は、後にアーモンドアイやイクイノックスといった名馬を輩出する「シルク」ブランドにとって、初のG1制覇でもあった。
4、5歳時は好走はするも勝利には届かず、天皇賞(春)では2年連続の4着、阪神大賞典2着、京都大賞典3着など惜しいレースも多くあり、9000万円強の賞金を加算。生涯27戦で4億5797万円を稼ぐ活躍をみせ、現役生活を退いた。
【了】
(文●TOM)
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