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クロワデュノール一強とは言わせない!サンデーレーシング期待の3歳馬(3)間違いない血統!伸び代抜群の理由は

text by 小早川涼風

現在、8年連続でリーディングオーナーとなっているサンデーレーシング。今年も最優秀2歳牡馬を受賞したクロワデュノールを擁している。彼がホープフルSで下した馬たちが皐月賞の前哨戦を軒並み勝利していることで一強の様相を呈している。そこで今回はサンデーレーシングが所有する2025年3歳世代で、“クロワデュノール以外”の期待馬を紹介する。今回は3頭目。

MuseumMile
朝日杯FSで2着に入ったミュージアムマイル

③ミュージアムマイル

リオンディーズ
ミュージアムヒル
母父 ハーツクライ
性別 牝馬
生年月日 2022年1月10日
毛色 鹿毛
調教師 高柳大輔【栗東】
生産牧場 ノーザンファーム
兄弟(姉妹) フェスティバルヒル、ミュージアムヒルの2024
戦績 5戦2勝 [2-1-1-1]


 弥生賞終了時点で5戦2勝という戦績で、すでにG1で2着があるミュージアムマイル。祖母の兄に京王杯2歳Sを勝利したキングストレイルがおり、母であるミュージアムヒルも早い時期から活躍していただけに、ミュージアムマイル自身もこの時期から一線級の活躍ができているのも頷ける。

 ただ、キングストレイルは5歳時にも重賞を勝利し、ミュージアムヒルも5歳の秋まで自己条件で好走を続けている。さらに、ミュージアムヒルの父は、古馬になって以降の成長力が非常にあるハーツクライである。

 これらを踏まえると、ミュージアムマイルも秋以降にさらなる成長を遂げるタイプと考えられる。クラブからも「持ち前のスピード能力は、今後の成長とともにより一層輝きを増し、鋭い決め手となって勝利を積み重ねてくれるはず」というコメントがある。

 弥生賞では稍重馬場も影響してか、案外な結果に終わってしまったが、瞬発力勝負が問われるコースならまだまだ上積みはありそう。2戦目の黄菊賞で見せた瞬発力にさらに磨きがかかるのなら、ダービーや菊花賞でこそ真価がみられるかもしれない。

【了】

(文●小早川涼風

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