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皐月賞、驚異の史上最速記録とは? 走破タイムトップテン【1位】衝撃の逆転劇…レコードを大幅更新したのは?

text by 目白明

クラシック三冠の第一弾を飾る皐月賞。日本ダービーへとつながるだけでなく、その後の活躍を占う意味でも見逃せない一戦である。スピードと自在性が問われる皐月賞で、歴代最速タイムを記録したのはどの馬なのか? ランキング形式でじっくり振り返っていく。

JustinMilano
第84回皐月賞を制した時のジャスティンミラノ

1位: 2024年 ジャスティンミラノ(タイム:1分57秒1 天候:晴 馬場:良)

 第1位は、2024年にジャスティンミラノが記録した1分57秒1だった。

 この年は、牡馬相手のホープフルSを制した牝馬レガレイラが参戦。76年ぶりの牝馬による偉業達成に注目が集まった。対する牡馬勢は2歳王者ジャンタルマンタル、2戦2勝のジャスティンミラノが、偉業を阻止しようと立ち塞がり、ジャスティンミラノがレコードで勝利した。

 スタートするとメイショウタバルがハナに立ち、3馬身差の2番手にシリウスコルト、さらに3馬身離れてジャンタルマンタルが、3番手に位置。ジャスティンミラノは5番手を進み、注目のレガレイラは後方2番手に構えた。先頭のメイショウタバルが1000m、57秒5とハイペースで飛ばし、リードを4馬身ほどつけて4コーナーへ。

 ここで3番手から追走していたジャンタルマンタルが、先頭に並びかけると、直線に入り、早々と先頭に立ち、他馬を引き放しにかかる。しかし、馬場の真ん中からジャスティンミラノ、後方からコスモキュランダが追い込みをかける。

 坂を駆け上がってもまだ、先頭はジャンタルマンタル。ここからジャスティンミラノが懸命に脚を伸ばすと、ゴール直前で外からジャンタルマンタルを交わして1着でフィニッシュ。ジャスティンミラノが1分57秒1のレコードを樹立した。

【了】

(文●目白明

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