ブライアンズタイム産駒最強馬は?獲得賞金ランキング【第7位】武豊と共に3億円以上を獲得! 後世に名を残す
アメリカ生まれのブライアンズタイムは、フロリダダービーなどG1を2勝。日本で種牡馬入り後はサンデーサイレンスに阻まれ、リーディングサイアーの座には届かなかったが、日本ダービー馬を3頭、オークス馬を2頭輩出し、1995年から12年連続でトップ3入りした。そんな名種牡馬ブライアンズタイム産駒の獲得賞金トップ10を紹介する。今回は第7位。

7位 ファレノプシス(4億6,651万8,000円)
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性別:牝馬
戦績:16戦7勝 [7-1-1-7]
主な勝ち鞍:1998年桜花賞(G1)、秋華賞(G1)、2000年エリザベス女王杯(G1)
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牝馬で唯一のトップ10入りを果たしたファレノプシスは、ブライアンズタイムの5世代目産駒として誕生した。
2歳のデビュー当初から頭角を現し、2戦2勝で約1600万円の賞金を稼ぎ出して3歳牝馬クラシック路線へと進んだ。3歳初戦となった2月のエルフィンS(OP)を快勝したものの、チューリップ賞でまさかの4着に敗退。
本番の桜花賞からは鞍上が武豊に替わって見事に戴冠。続くオークスは追い込み届かず3着に敗れたが、秋にはローズSを勝ち、秋華賞も制して牝馬2冠を達成。この年だけで、3億1400万円ほどを稼ぎ出した。
4歳時は札幌記念で2着に好走したものの、1番人気に推されたエリザベス女王杯で6着に敗れるなど3000万円ほどの賞金加算となった。
競走馬として最後の年となった5歳時はわずか3戦のみの戦歴だったが、ラストランとなるエリザベス女王杯で見事に有終の美を飾った。この1勝で1億円強を手にした。
G1・3勝の名牝は、繁殖入り後もアディアフォーンやラナンキュラスなどの素質馬を輩出して母系の枝葉を広げ、今後も血統表で後世に名を残していくことだろう。
【了】
(文●TOM)
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