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クロワデュノール一強に待った!サンデーレーシング期待の3歳馬(2)血統&評価で期待大…良血一族の希望の星

text by 小早川涼風

現在、8年連続でリーディングオーナーとなっているサンデーレーシング。今年も最優秀2歳牡馬を受賞したクロワデュノールを擁している。彼がホープフルSで下した馬たちが皐月賞の前哨戦を軒並み勝利していることで一強の様相を呈している。そこで今回はサンデーレーシングが所有する2025年3歳世代で、“クロワデュノール以外”の期待馬を紹介する。今回は2頭目。

Dianasaal
ベゴニア賞を制した時のディアナザール

②ディアナザール

ロードカナロア
ドナウブルー
母父 ディープインパクト
性別 牡馬
生年月日 2022年3月1日
毛色 鹿毛
調教師 斉藤崇史【栗東】
生産牧場 ノーザンファーム
兄弟(姉妹) ドナウデルタ、イシュトヴァーン
戦績 3戦2勝 [2-1-0-0]


 母のドナウブルーは現役時代、関屋記念など重賞を2勝。叔母に牝馬三冠を制したジェンティルドンナ、従姉妹にG1馬ジェラルディーナと、活躍馬が揃う良血一族に生まれたのがディアナザールである。

 クラブからのコメントも前向きなものが並び「厩舎随一の高い心肺能力の持ち主」や「持てる素質を全て発揮できるようになったときには父同様に世界の舞台が見えてくる」といった期待の大きさがうかがえる。血統背景、評価ともに申し分ないものといっていいだろう。

 現時点(2025年3月27日)では3戦2勝という成績で、2勝目を挙げたベゴニア賞で同馬が記録した1F平均タイムは11.5秒と、2歳馬としては好時計であった。このスピード能力に加え、クラブが出した「心肺能力が高い」というコメントを踏まえるなら、消耗戦にも強そうな予感がある。順調に成長すれば、秋の菊花賞で面白い存在となってくれるのではないだろうか。

【了】

(文●小早川涼風

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