矢作厩舎「期待の2歳馬」たち(3)母はリスグラシュー!志半ばでこの世を去った兄の分まで活躍できるか?
今や競馬ファンなら誰もが知る日本のトップトレーナー・矢作芳人師。2020年から2024年の5年間でも無敗三冠の達成やサウジカップ勝利、アメリカのブリーダーズカップ同日2レース制覇など、国内だけでなく世界でも超一流の成績を残している。2025年もフォーエバーヤングでサウジカップを制覇し、史上初めてサウジカップを2勝した調教師となった。今回は、そんな矢作師の下に集まる注目の2歳馬を取り上げていく。三頭目はジリアート。

ジリアート
性別:牝馬
生年月日:2023年4月7日
毛色:青鹿毛
馬主:キャロットファーム
生産牧場:ノーザンファーム
取引市場:
兄弟(姉妹):シュヴェルトリリエ
馬名の由来:百合の印(伊)。母名より連想
『世界のYAHAGI』と矢作師が呼ばれ始めるようになったのは一体いつからか、様々な意見があるかとは思う。個人的には、リスグラシューがコックスプレートを制したあたりがそのきっかけであったように感じる。そんな彼女の2番仔が、矢作厩舎に入厩する。
兄であるシュヴェルトリリエは父がモーリスであったが、ジリアートの父はエピファネイアとなった。これにより、若干所持しているクロスが変わっており、兄には無かったHail to Reasonの5×5が追加。更にLyphardのラインが一つ減り、5×5へと変更されている。
これがどのような変化をもたらすかは気になるところだが、エピファネイア産駒らしく速力重視のクロスになった形とも取れそうだ。クラブからも『エピファネイアとの配合は、現在の日本で望みうる最高クラスのカップリング』とのコメントがあり、期待が読み取れる。
ジリアートの兄で、リスグラシューにとって初仔であったシュヴェルトリリエは競走中の事故により、志半ばでこの世を去った。果たして妹は兄の分まで活躍することができるだろうか。
【了】
(文●中西友馬)
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