予想こそが競馬の醍醐味です。馬券を買うか買わないかに関係なく、予想をするだけでも競馬は十分に楽しむことができます。しかし、もちろんお金をかけることで本気度が増し、それだけ不安が生じやすくなるでしょう。今回は、書籍『競馬あるある（造事務所・著、カンゼン刊）』から、競馬を予想する際に誰もが経験する気持ちや出来事を5つに絞ってご紹介します。今回は２つ目。

予想を始める前に、とりあえず投票カードを全種類確保する

　競馬場に到着してまず最初にすること、それは投票カードを全種類確保することではないでしょうか。「今日は使う予定はないけど、もしかしたら…」という気持ちから、普段は手にしないカードまでしっかりと持ち帰る人も少なくありません。

「備えあれば憂いなし」という心構えで、とにかく手元に揃えておくことで安心感を得られるのでしょう。また、一緒にいる友人が「ちょうどそのカードが欲しかった！」という場面に備えている優しい気遣いも見逃せません。

　しかし、いざ予想が終わり投票に向かうと、結局使うのはいつものカードだけ。気づけば余ったカードが山のように手元に残り、次のレースに向けてまた同じことを繰り返すのです。こうした細やかな準備こそ、いい予想につながる……のかもしれないと信じて。

【了】

（文●競馬チャンネル編集部）

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