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フェブラリーS走破タイムランキング【1位】堂々の連覇達成!東京ダートの鬼がレースレコードを樹立

text by 目白明

年明け最初のG1として定着しているフェブラリーステークス。ダート界のスピード自慢たちが集うこの一戦で、優勝タイムが速かった馬をランキング形式で紹介する。数々の名馬を輩出したこのレースを、最も速く走破したのはどの馬なのか。ランキングトップ10をじっくりと振り返っていく。今回は第1位。

CafePharoah2022
2022年フェブラリーSを制した時のカフェファラオ

1位 2022年 カフェファラオ (タイム:1分33秒8 天候:小雨 馬場:重)

 第1位は、2022年にカフェファラオが記録した1分33秒8だった。カフェファラオが連覇を達成した2022年のフェブラリーステークスは、小雨が降る重馬場での開催となり、7番人気までの単勝オッズが一桁と混戦の様相を呈していた。

 ゲートが開くと、その直後から先行馬の激しい主導権争いが始まる。まずは前年のシリウスステークスを制したサンライズホープがスタートダッシュを決めると、注目の白毛のアイドル・ソダシも好位につけた。そこに前哨戦の根岸ステークスを勝ったテイエムサウスダンも絡み、激しい先頭争いが繰り広げられる。連覇を狙うカフェファラオは、この前団後ろの4番手につけた。

 ペースは序盤の激しい展開の反動からか、中団で一度流れが緩み、前半800mを46秒8で通過。迎えた直線、懸命の粘りをみせるテイエムサウスダンにソダシが食らいついていく。しかし、その2頭を上回る勢いで上がってきたのがカフェファラオだった。

 東京ダート1600mでは3戦3勝。勝ち方を熟知した得意のコースで、外から力強く迫ると、残り200mで先頭に立った。最後はテイエムサウスダンを2馬身半突き放してゴールした。

 勝ちタイム1分33秒8はレースレコード。さらに上がり3ハロンは驚異の34秒3だった。カフェファラオは気迫あふれる走りで、フェブラリーステークス連覇を成し遂げたのであった。

【了】

(文●目白明

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