フェブラリーS走破タイムランキング【3位】東京ダートの鬼、爆誕! 良馬場で叩き出した超速タイム
text by 目白明
年明け最初のG1として定着しているフェブラリーステークス。ダート界のスピード自慢たちが集うこの一戦で、優勝タイムが速かった馬をランキング形式で紹介する。数々の名馬を輩出したこのレースを、最も速く走破したのはどの馬なのか。ランキングトップ10をじっくりと振り返っていく。今回は第3位。
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3位 2021年 カフェファラオ (タイム:1分34秒4 天候:晴 馬場:良)
第3位は、カフェファラオが2021年で記録したタイム1分34秒4だった。 この年のフェブラリーSは、気温21℃と春の近づきを思わせる陽気の中で行われた。
ゲートが開くとハナを切ったエアアルマスに、半馬身差でヘリオスとワイドファラオが続いた。カフェファラオは、その後ろ5番手のポジションを追走。前半800mは46秒5とまずまずのペースで流れる展開となった。
カフェファラオは直線に入り、前との差をジリジリと詰めると、残り200メートルの地点で先頭に立った。後方からは、芝マイル重賞3勝を誇るエアスピネルが馬群を割り猛然と追い込む。さらに、内からは武蔵野ステークス勝ちのあるワンダーリーデルも伸びてくるが、カフェファラオはこれらを振り切って先頭でゴール。
これまで2戦2勝と相性のいい東京ダート1600mで、改めて強さを発揮した。カフェファラオが記録した1分34秒4という走破タイムは、良馬場のダートとしては驚異的な速さだった。
【了】
(文●目白明)
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