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オカルトデータ研究室! エリザベス女王杯編「過去5年の勝ち馬は全て、4月以降の生まれ」

text by 中西友馬

Lilac

 中央でG1のなかった先週はお休みしたことで、2週間ぶりとなるオカルトデータ研究室。

 前回の天皇賞(秋)は、このコーナーで推奨したベラジオオペラが見せ場たっぷりの走り。直線ではリバティアイランドを上回る脚いろで突き抜けるかと一瞬夢を見たが、ドウデュースにあの脚を使われては手も足も出ず。スローペースで上がりが速すぎたのも、ベラジオオペラには向かなかった印象だった。

 そんなこんなで、このコーナーの初日はまたも出なかったわけだが、今週こそは読者の皆さんに貢献できるよう、頑張っていきたい。

 ということで、今週はエリザベス女王杯のオカルトデータを調べてみた。

 近年3歳馬の出走頭数が減ってきているエリザベス女王杯だが、今年はついにレガレイラ1頭のみ。秋華賞組が出走ゼロなのは、古馬に開放された1996年以降で初めてのことである。

 その3歳馬唯一の参戦であるレガレイラが、人気の中心。ちなみにレガレイラの取捨に関しては別の記事で真面目に考察しているので、ぜひそちらを参考にしていただきたい。

 この記事では、ためになるデータはひとつも登場しないが、いつも通りゆるい感じでオカルトデータを紹介していく。

①過去5年の勝ち馬は全て、馬名に「イ」or「ィ」を含んでいる

 1つ目のオカルトデータは、毎度お馴染みの馬名に関するもの。過去5年の勝ち馬を見てみると、ラッキーラ「イ」ラックやジェラルデ「ィ」ーナなど、その全てに「イ」もしくは「ィ」が含まれている。
 
 今年の出走予定馬で、馬名に「イ」もしくは「ィ」が含まれている馬は5頭。ここで一気に絞ることができた。

②過去5年の勝ち馬は全て、父が海外で勝利した経験あり

 2つ目のオカルトデータは、勝ち馬の父に関するもの。やはりレース名がエリザベス女王杯ということで、過去5年の勝ち馬の父(オルフェーヴル、キズナ、モーリス、ロードカナロア)は全て、世界の舞台で活躍している馬であった。

 1つ目をクリアした5頭のうち、父が海外で勝利を挙げているのは、シンティレーション(父ロードカナロア)と、ライラック(父オルフェーヴル)のみ。いよいよゴールが見えてきたのと同時に、唯一の3歳馬レガレイラはここで脱落となった。

③過去5年の勝ち馬は全て、4月以降の生まれ

 最後のオカルトデータは、生年月日に関するもの。過去5年の勝ち馬の生年月日を見てみると、ジェラルディーナは5月生まれで、残りの馬たちはいずれも4月生まれ。一般的に競走馬は、早生まれのほうが早期から活躍できるメリットがあると言われている。しかしこのレースに関しては、4月以降に生まれた馬のほうが強いというデータが出ている。

 残った2頭のうち、シンティレーションは1月生まれ。これで1頭に絞ることができた。

 ということで、全てのデータをクリアしたのは、オルフェーヴル産駒で4月28日生まれのラ「イ」ラックのみ。

 一昨年2着同着、昨年4着と、戴冠まであと一歩のレースが続くこの馬に、このコーナーの連敗ストップも託すこととなった。

 それでは今週も、「信じるも信じないもあなた次第」ということで。

【了】

(文●中西友馬)

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