三冠牝馬リバティアイランドの勝率は0%!? 穴党必見のデータを発見【天皇賞(秋) 考察】
競馬ライター・中西友馬がお送りするオカルトではない“まじめな”ほうのG1考察、今回は天皇賞(秋)に出走するリバティアイランドに関するデータを集めてもらった。2019-20に連覇を達成したアーモンドアイ以来の勝利を目指す三冠牝馬に死角はあるのか?
秋天は牝馬が好走しやすいレースではあるが……
先週の菊花賞は、単勝2番人気のアーバンシックが勝利。鞍上のルメール騎手は、秋華賞に続いて2週連続のG1勝利となった。
上がり5Fが全て11秒9以下のラップで勝利した経験のある馬を狙うという、菊花賞の考察で推奨した3頭はそれぞれ、
・ヘデントール(4番人気2着)
・アドマイヤテラ(7番人気3着)
・ダノンデサイル(1番人気6着)
という結果となった。
※参考記事:3歳世代初の長距離戦、攻略のヒントは? 好走パターンに当てはまる3頭を絞り出す【菊花賞 考察】
推奨した馬が2頭馬券圏内に入っているため、まったくの見当違いというわけではなかったが、券種の選択ミスで馬券ゲットとはならず。もしこれを読んで馬券が取れたという方がいれば、ぜひ馬券の買い方を教わりたいものである。笑
ということで、今週こそはの思いで天皇賞(秋)の攻略のヒントを探してみた。やはり今回の天皇賞(秋)の注目ポイントは、約7ヶ月ぶりの実戦復帰となる、昨年の3冠牝馬リバティアイランドの取捨選択。1番人気濃厚なこの馬にフォーカスを当てて、このレースの考察を行っていく。
リバティアイランドといえば、言わずもがな昨年の牝馬3冠に輝いた名牝、要するに牝馬なのである。今年の出走予定馬の中で、牝馬はリバティアイランド1頭のみ。いわゆる紅一点である。
ではまず、天皇賞(秋)における牝馬の成績はどうなのかを調べてみた。過去30年の天皇賞(秋)での牝馬の成績は、【6.4.6.25】というもの。過去30年で延べ41回の出走があり、6勝を挙げている。
これがどの程度の成績なのかを分かりやすくするために、同じ天皇賞である、天皇賞(春)の過去30年における牝馬の成績も調べてみると、【0.0.1.18】という結果となった。出走数自体が半分以下ではあるが、馬券圏内に入ったのが2021年のカレンブーケドールの3着のみと、明らかに苦戦している結果となった。この対比からも、天皇賞(秋)は比較的牝馬が活躍しやすいレースであると言える。
さらに、以前過去の3冠牝馬を比較する記事で書いたが、リバティアイランドは過去の3冠牝馬と比較しても、かなり強い勝ち方で3冠を勝利している。よって、今回の天皇賞(秋)はリバティアイランドを信頼して買うことをオススメする。