
今週末の10月4日(日)、東京競馬場でG2・毎日王冠が行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。最後には、採点の一覧表を掲載する。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ライヒスアドラー
開催日:2026年8月9日
レース:新潟・佐渡ステークス(芝1800m)
着順:1着
スタートはあまり速くなく、中団からの競馬。ペースとしては淀みなく進んでいったが、最内枠がアダとなって直線は前が壁。残り400mを切ったところで、佐々木騎手が痺れを切らして強引に進路をこじ開けると、最後は2着馬との追い比べを制して勝利。
騎乗停止となってしまうような騎乗は褒められたものではないが、進路さえ確保すれば突き抜けるだけの手ごたえはあったということ。3勝クラスのメンバー相手では半信半疑だが、着差以上に力の差は感じた勝利であった。
■リアライズシリウス
開催日:2026年5月31日
レース:東京・東京優駿(芝2400m)
着順:7着
序盤こそ2番手を追走していたが、1000m通過あたりで緩めの流れを我慢し切れず、先頭へと立つ。直線に入っても、残り350mあたりまでは先頭をキープしていたが、内と外から交わされて後退。
しかし後退したかと思ったところから、もうひと脚使って盛り返す走り。ゴール前で進路をカットされなければ、少なくとも掲示板はあったように見える走りであった。
陣営は距離に敗因を求めたようだが、ダービーを見る限りはそういう負け方ではない。いずれにしても掴みどころのない馬ではあるが、あらゆる面で世代トップクラスの能力の持ち主であることは確か。


