
今週末の9月27日(日)、中山競馬場でG1・スプリンターズステークスが行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。最後には、採点の一覧表を掲載する。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■ピューロマジック
開催日:2026年9月6日
レース:阪神・セントウルステークス(芝1200m)
着順:2着
レッドモンレーヴが大出遅れをしたのと同時に、この馬も一度ゲートに突進するような形で立ち遅れ気味のスタート。先頭に立つまでに脚を使ってしまい、前に出たのは2ハロン標識の手前。ただ、前半3ハロン通過の32秒8というのは、この馬にとっては決してオーバーペースには感じなかった。
直線入り口で5馬身ほどあったリードは、残り1ハロンの標識では一気に1馬身半差ほどに詰まっていたが、そこからズルズル後退することはなく2着を確保。
平坦ベストなのは確かだが、テンのスピードは現役屈指のものがある。今回のように出遅れて押していくと暴走の危険性を秘めているも、スタートさえ決めれば気持ち良く逃げて残り目も。
■ワールズエンド
開催日:2026年6月7日
レース:東京・安田記念(芝1600m)
着順:2着
戦前からこの馬が主導権を握ることが予想されたメンバー構成であり、実際にその単騎逃げが叶った。しかし前後半のペースは、46秒1-46秒0という綺麗なイーブンペース。
過去5年の安田記念は全て0秒5以上前半が遅く、それを考えると今年が極端なスローペースとは言えなかった。そのイーブンペースを作り出し、速い上がりを使える馬に対してセーフティーリードを生み出した津村騎手の好騎乗と言える2着同着。
ただ、初のスプリント戦に加えてピューロマジックの存在で、マイル戦とは異質のペースとなるのは確定的。位置どりを含めて、戸惑わずに走ることができるかが鍵となる。


