
今週末の9月12日(土)、阪神競馬場でG3・チャレンジカップが行われる。この記事では出走予定の有力馬の「前走内容」に焦点を当て、元トラックマンが各馬の走りを丁寧に検証していく。前走で優れたパフォーマンスを披露し、今回につながる勢いを見せたのは、どの馬だろうか。最後には、採点の一覧表を掲載する。[2/3ページ]
有力馬の前走評価②
■タガノデュード
開催日:2026年6月14日
レース:阪神・宝塚記念(芝2200m)
着順:5着
スタートの出が悪かったわけではなかったが、スッと下げて序盤は最後方からの競馬。4角でもまだ後ろから3番手あたりだったが、馬群がバラけた直線で猛追。馬群の中から外へと持ち出して、最後は5着まで浮上した。
ただ5着とはいえ、上位4頭からは5馬身の差をつけられてのもの。もちろん上位馬はいずれもG1での実績がある馬たちで相手は強かったが、どちらかといえば直前の大雨にも助けられた印象で、G1での5着を額面通りに受け取れるかは微妙なところ。
■マテンロウゲイル
開催日:2026年5月31日
レース:東京・東京優駿(芝2400m)
着順:5着
内枠からポジションを取りにいき、序盤は好位のインコースを確保。道中でポジションを上げてきたバステールの動きがあったところで少しポジションを下げるも、直線では進路を探しながら再度伸びてきて、見せ場たっぷりの5着となった。
内枠がアダとなって窮屈になった場面があっただけに、スムーズならさらに際どい勝負となった可能性も十分。
2400mの距離自体はまったく問題にしなかったが、若干かかる面はあっただけに、実績のある2000mへの距離短縮はプラスに働きそう。
■マリアイリダータ
開催日:2026年6月27日
レース:福島・バーデンバーデンカップ(芝2000m)
着順:1着
五分のスタートから、9頭立てのちょうど真ん中となる5番手を追走。前半1000m通過59秒0という淀みのないペースで先行勢は早めに手ごたえが怪しくなる中、4角手前でも1頭だけ抜群の手ごたえ。直線では手ごたえ通りに弾けると、最後は5馬身差をつけた。
勝ち時計は1分56秒7のレコードタイム。前半1000mも決してスローではない中、後半1000mが57秒7という高速決着を制した。
一般的に上のクラスになるほどペースは上がるとされており、速めの流れを楽に追走できていたこのレース内容は、重賞でこそ生きる。


